「子供はいらない。飼っているネコで十分」事実婚7年の女性が語るワケは?

女子SPA! / 2019年3月4日 15時47分

 本人たちが望む、望まないは別として、子供のいない夫婦や事実婚カップルのなかには、犬や猫などのペットを飼う方が多いと言われています。

 1歳年下の彼氏と同棲して7年半と事実婚状態の北村真理子さん(仮名・34歳/団体職員)は、飼っている2匹の猫を溺愛。「昔から子供が欲しいと思ったことはなかった」と言いますが、その背景には生まれ育った家庭環境が大きく関係しているようです。

◆義父母で苦労した母親を見て、結婚や出産に嫌悪感

「ウチは母子家庭なんですが、母が離婚した原因は、同居していた祖父母からのいびり。男の子を欲しがっていたこともあり、祖母は事あるたびに『女しか産めないのは母親に問題がある』とに言い、妹が生まれた後にいびりは一段とひどくなったそうです。

 父は母を一切かばおうとせず、私たち姉妹にも関心が薄いようでした。そういう状況で育った影響かもしれませんが、結婚や出産を簡単に受け入れられないんです」

 それでも一度だけ結婚や出産を考えたことがあるといいます。

「相手は今の彼の前に付き合っていた職場の先輩。けど、母親がちょっとキツい感じの方で、祖父母のことを思い出してしまい、やっぱり無理だなって。

 それからしばらくして別れを切り出したのですが、この母親がクビを突っ込んできたせいで話がややこしくなり、すごく大変でした。改めて結婚しなくてよかったと思いました」

◆今のパートナーは、彼女の考えを尊重

 その点、同棲中の現在の彼は、結婚も子供も考えていない真理子さんのことを理解したうえでパートナーとして付き合っています。

「彼は大学の1年後輩。恋人同士になる前から友人として関係が続いていました。こちらの家庭環境や元カレのことも知っていますし、なにより彼自身も結婚願望がなかったこともあって、私の考えを受け入れてくれました。

 だから、籍は入れてませんけど、7年半も一緒に暮らせているんでしょうね」

 ちなみに彼の両親とは一度も会ったことがないそうで、彼自身も実家とは疎遠気味。誰からの干渉も受けない今の生活は居心地がいいらしく、「この状態が続くこと」が現在の一番の望みだそうです。

「私も彼はアウトドアが好きで、休日は車中泊できるようにカスタマイズしたワンボックスカーで猫たちと一緒に出かけて、趣味のキャンプや釣りなどをして過ごすことが多いです。彼との子供がいる生活を想像しないわけじゃないですけど、たぶん恋人であり友達でもあるような今のような関係性は崩れてしまうと思うし、気持ち的にもお金的にも生活のゆとりはないはず。

 その点、今は2人ならたまに贅沢するくらいの生活はできますから。まあ、たまにテレビで少子化のニュースを目にすると、ちょっと耳が痛いですけどね(笑)」

 母親は自身が苦労したからか結婚や出産に対するプレッシャーもなく、「好きなように生きなさい」と言われているといいます。

◆カワイイのはネコも同じ

「妹が若くして結婚し、すでに子供が3人いるので好き勝手させてもらっています。5歳離れていて、母親がいびられていたことはあまり覚えてないらしく、それが結果的に良かったのかもしれません。

 姪や甥は私にも懐いてくれて、すごくかわいい。ただ、かわいいだけならウチのニャンコたちだって負けていないし、わざわざ自分で子供を産みたいとは思わないかな(笑)」

 一方、周りの友人たちは次々と結婚や出産を経験。そのせいか友達関係には変化が生じています。

「子供のいる友達とは互いに自然と距離を置くようになり、連絡を取る頻度も減りましたね。SNSも子供の話ばかりなので、一応チェックはしますがコメントもせずに基本スルーです。

 でも、反対に会う機会が増えたのは、同じ未婚・子なしの友達。なかには私みたいに生涯独身で構わないって考えのコもいるので」

 “結婚や出産が女性にとっての幸せ”といった旧来的な考えは間違いではないかもしれませんが、幸せの形はそれだけではないのも事実。女性の生き方が多様化している現代においては、あくまでライフスタイルのひとつに過ぎないのでしょうね。

―シリーズ「結婚・出産を“しない”と決めている人たち」―

<文/トシタカマサ>

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