43歳シングルマザー、15歳下の彼と暮らして見つけた「結婚より大切なこと」

女子SPA! / 2019年5月9日 8時47分

 GW前、女優・大竹しのぶ(61)が22歳年下の俳優とデートか、と『女性自身』(4月23日発売号)に報じられました。「彼女ならどんなに年下とつきあおうが、なぜか驚きはないのだが、本人は『恋愛』に関して完全否定」と語るのは、男女・不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さん。

 実際には年下男性とつきあう女性は増えているのか、だとしたら、そのメリットはどういうところにあるのか――気になる「年の差恋愛」事情を、亀山さんがレポートします。(以下、亀山さんの寄稿)

◆年の差があっても、対等につきあえる関係

「15歳年下の彼と一緒に住んでいます。最初は私が年齢差を気にしていたけど、彼がまったく意に介さない。それどころか『男だから』『女だから』という考え方を払拭(ふっしょく)してくれて、私はすごく気持ちがラクになりました」

 そう言うのは、ヒロカさん(43歳)だ。25歳のときに結婚して一女がいるが、30歳で離婚。以来、仕事をしながらひとりで娘を育ててきた。15歳年下の彼と知り合ったのは2年前、ネットでだった。音楽の趣味のコミュニティで意気投合、実際に会ってさらに親しくなっていった。

「当時、娘は高校生になったばかり。仕事が休みの日に彼と外で会っていました。半年ほどたったころ、彼が娘に会いたいと言い出した。娘は娘で、『おかあさん、つきあっている人がいるなら紹介してよ』と。両方からもっとオープンにしろと責められて(笑)、私もふたりを会わせる気になったんです」

◆自分と彼より、娘と彼のほうが年齢が近い

 彼と娘は10歳差。自分と彼の年の差より小さいことに、彼女は少なからずショックを受けた。だが、そんな「負い目」を彼と娘は笑い飛ばしてくれたという。

「彼は娘の前で、僕はあなたのおかあさんが大好きだと言ったんです。娘は小さいときからひとりで過ごすことも多かったし、私が考えるよりずっとオトナだった。『結婚しようがしまいがかまわない。オトナとしてかっこいい生き方を見せてほしい』というようなことを言ったんですよね。彼も感動したみたいです」

 彼は一貫して、ヒロカさんを女性として見て、人として敬意を払ってくれる。前の夫からはいつも上から目線で、「おまえは妻として失格だ」「母として人より劣っている」とネガティブな言葉ばかりぶつけられてきたから、彼女は自分に自信をもてなかった。だが彼に会って、「私は私でいいんだ」と思えたという。

◆生活を共にしても、彼の態度は変わらない

 2年つきあったところで、彼は彼女と娘が住むマンションのすぐ近くに越してきた。そして今はほぼ一緒に生活している。

「お互いに逃げ場があったほうがいいと思うので、完全同居には踏み切れずにいます。彼も仕事を持ち帰ったときは自宅に戻ったほうがはかどるようですし」

 娘はこの春、高校3年生になったばかり。彼に受験勉強の相談をしたり、実際、彼が勉強を見てくれることもあるという。

「彼、塾の数学講師なんですよ。娘は理系なので、彼をすごく頼りにしている。彼も娘に対して真摯に向き合ってくれてる。一方で、私と彼はとても気楽な関係です。それでも娘の前では気を遣っています。

 娘もそれを感じるのか、ときどき『ふたりきりにしてあげるよ』と、私の母のところや友だちの家に泊まりに行くんです。そんなときは、私と彼はずっとだらだらいちゃいちゃ過ごしてる」

◆婚姻届を出すよりも大切なこと

 最近は周囲もふたりを「夫婦」のように見ているそうだ。ただ、婚姻届を出すかどうかについては未定だ。

「婚姻届を出すメリットがあまりないんですよね。現実にふたりに信頼関係があればそれでいいし、周りの目も別に気にならないし」

 形より内容。自分たちが自分たちの関係を信じられればそれがいちばんいい。結婚という形をとると、自分がまた「いい妻にならなければ」と勝手にプレッシャーを感じてしまうかもしれないとヒロカさんは怖れてもいる。

「ひとりの人間同士として信頼しあうことが大事。彼はそんなシンプルだけど重要なことを教えてくれたような気がします」

◆彼との恋愛で、強くなった自分に気づいた瞬間

 婚姻届を出さないと、年下の彼にいつか捨てられると友だちに言われたことがあるそうだ。だが、彼女はその友だちを「さびしい人」だと感じた。

「そのとき、強くなった自分を感じました。男女の関係なんて、結婚してもしなくてもダメになるときはなるんですよね。届で縛られて離れたいのに離れられない関係より、いつでも簡単に別れられるけど別れない関係を作りたい。そう思います」

 年下彼だからこそ、自由でいられるし強くもいられる。自分の彼への愛情も、彼からの愛情も日々感じることができる。彼女の明るい笑顔が印象的だった。

<文/亀山早苗>

【亀山早苗】

フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数

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