ゆりやん、米テレビ出演に観客は「ドン引き」「大ウケ」と真っ二つ。現地の声を聞いた

女子SPA! / 2019年6月19日 8時45分

(画像:AGT Auditions Twitterより)

 お笑いタレント、ゆりやんレトリィバァ(28)の米オーディション番組への出演が話題になっています。

 日本では「ゆりやん、アメリカでもダンスで大爆笑を取る」と報道されているようですが、米国の反応は少し違うよう。実際のところ現地の視聴者はどう感じたのか、感想を聞いてみました。

◆ダンス動画に19万いいね、でもオーディション会場では賛否分かれる

 6月11日、米人気オーディション番組『アメリカズ・ガット・タレント』(通称AGT)に出演したゆりやん。

 パフォーマンス前の審査員とのやりとりでは流暢な英語で受け答えをし、芸名の由来を犬ではなくペットの「猫」と答え、尊敬する人は審査員長のサイモン・コーウェルではなくその隣に座るジュリアン・ハフと答えるなど、コテコテのボケで笑いを誘いました。

 ところが、いざパフォーマンスが始まると、お馴染みの米国旗柄の水着で手をクネクネさせるダンスに、会場から戸惑いと笑いが入り混じったどよめきが! 手拍子しながらノリノリで一緒にダンスをする観客もいれば、「オーマイガー」という表情で首をかしげる観客もいて、その反応が真っ二つに分かれました。

 結果はすでに報道されている通り、残念ながら不合格。審査員4人中、サイモンとジュリアンの2人がダメ出し。一方、審査委員のホーウィー・マンデルはスタンディングオベーションするほど興奮し、放映後に「新しいダンススキルを学んだ。これは忘れられない」と、ゆりやんのダンス絶賛ツイートしていました。

 番組公式ツイッターでは放映後数日間、固定ツイートにゆりやんのダンス動画を掲載されており(現在は固定解除)、現在までに19万以上のいいねがついています。

◆変な水着やおかしな動きは芸じゃない?戸惑うアメリカ人も続出

 では、なぜ賛否分かれたのでしょうか?

 実は、筆者は番組をリアルタイムで観ておらず、たまたま家で観ていたという米在住日本人の主婦友達からの知らせでその出演を知りました。LINEで猫がドン引きするスタンプを送って来た日本人主婦(45・在米歴19年)はこう話してくれました。

「あの格好(水着)はアメリカで受けないよ。体型や見た目を笑うのはこちらではご法度(はっと)だもの。それを売りにした芸はウケるどころかヒンシュク買う可能性もあるよね。

 あのノリは日本限定。ゆりやんは好きだけど、正直言って見ていて恥ずかしかった。番組ツイッターで持ち上げているのは、彼女が日本では有名だと知っていてのPR行為なのでは?」

 また、ガッツリ裂(さ)けた例の水着やカツラ、ぽっちゃり体型のゆりやんの姿に関して、アメリカ人小学生たちは「何とも思わない」との返答。

 さらに、現地のアメリカ人男子高校生からはこんな手厳しいコメントも聞かれました。

「アメリカでコメディアンを目指すなら、スタンドアップコメディショーに出なきゃダメだよ。あの番組はタレント(芸)のある人が出るんだ。変わった水着やおかしな動きをするだけではタレントがあることにはならない」

 ゆりやんの英語力については、いずれも30代のネイティブスピーカー数人が「悪くないよ」と評価。しかし、その全員がパフォーマンスに対しては「これはダンスがやりたいの? お笑いがやりたいの?」と戸惑いを覚えたようでした。

◆見た目のヘンさで取る笑いは芸じゃない?

 一方、「私の夢はアメリカ!ありがとう『アメリカズ・ガット・タレント』」と出演報告をしたゆりやんのツイッターには、 「涙を流して笑った」と絶賛・祝福コメントが多数寄せられています。ただ、ゆりやんのツイッター以外のSNSやナマの声では、「痛々しかった」「なんでアメリカでウケたの?」という人もいました。

 もちろん私も、日本人タレントが国際的に活躍するのを見れば嬉しいですし、成功してほしいと持っています。ゆりやんの英語ネタも好きですしね。

 ただ、仲間の芸人さんたちからの「あの体型であの水着を着られたら、笑うしかない」といったコメントを聞くとやはり違和感を感じずにはいられません。

 イギリス・ロンドンのナイキタウンではプラスサイズ専用マネキンが登場するなど、今、アメリカのみならず欧米各国で「ボディポジティブ(どんな体型でも自信を持とう)」とする動きが広がっています。

 何より、アメリカ人男子高生の「見た目を笑いにすることは芸には入らない」という意見が欧米のスタンダードであり、本来そうあるべきなのだと私も思っています。

 日本人でもそう感じている人はいるようですが、みなさんはどう思いますか?

<文/橘エコ>

【橘エコ】

アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

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