アラフィフなのに、どんどん性欲が強まる私は変でしょうか?|性活相談

女子SPA! / 2019年6月29日 15時47分

写真はイメージです(以下同)

【AV男優・森林原人の性活相談 第147回】

経験人数9,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。

◆更年期の暴走する性欲に悩んでいます…

相談者:匿名・既婚・47歳

 森林さんなら話を聞いてもらえるのではないかと思い、胸中を打ち明けさせてさせていただきます。悩みは更年期の手に負えない性欲についてです。 家事で下腹部や胸がどこかに触れると体中のムズムズを抑えきれず、AV動画を観ながら自分で気分を落ち着かせています。

 夫には今の私の状態について打ち明けました。したくてしたくてたまらない、性欲に振り回されされている自分が情けないと思わず泣いてしまうと、夫は「そんな人もいるよ」と、その場で私を抱いてくれました。しかし、それまではひと月に数回程度だったのが、それ以来、生理の時をのぞく毎晩になり、快楽と後ろめたさと申し訳なさでいっぱいです。

 53歳夫の朝起きるのがつらそうな様子や、腰を痛そうにさする場面を見ると、命を縮めさせているのではと恐怖がよぎりますが、どうしても性欲に勝つことができません。私はどのように身を処していけばよいでしょうか?

◆森林の回答

 いい旦那さんと巡り会いましたね。この幸運は、神様が偶然与えてくれたわけものではありません。あなたが人を見る目を持ち、旦那さんと過ごす日々を真摯に過ごし、言いにくいことも正直に打ち明けるという様々な努力を積み重ねてきた賜物であり、あなたの魅力が引き寄せた幸運です。この先も、旦那さんとの向き合い方を変える必要はありません。これを大前提として続きを読んでください。

 性欲の量に関しては、あろうがなかろうが、ほどほどだろうが大爆発していようが大いに結構。ですが、性欲は食欲や睡眠欲と違い、他者を必要とする欲望なので、その方向性や、満たし方は何でも良いわけではありません。

 そもそも、性欲とひとくちに言ってもそこには様々な種類があります。(性器)快楽欲、関係欲、社会的評価欲、温もり欲、好奇心欲。あなたの性欲は、おそらく快楽欲でしょう。もし旦那さん以外では満たせない性欲なら(これは実際に他の人と試してみなければわかりません)、関係欲も混ざっています。関係欲とは、旦那さんに愛されている証拠として抱かれたいとか、誰かに、誰かを、支配、束縛、所有されたい、したいといった欲望です。

 挿入にこだわらないなら、人間が本能的に持っている肌と肌が密着することで安心し心地よいと思う温もり欲もあるでしょう。ちなみに、社会的評価欲の性欲は、経験人数に意味を見出したり、経験内容と人格を結びつけ下される社会的評価を求める欲望です。好奇心欲は、自分が知らないことを知りたい、経験してみたいという欲望です。

◆自分の性欲を整理してみましょう

 あくまでもこれらは僕の見立てですから、ご自身で自分の性欲を一度整理してみて下さい。更年期に入り性欲が増したとのことですが、セックスして何を満たそうとしているのか。性欲が湧いてくることは、感情が日々変化するのと同様コントロールできません。

 なので、なかったことにするのではなく、湧き上がり変化していく様を出来る限り客観的に、俯瞰して見れるようになることが重要です。存在を否定するのではなく、存在するものをできる限り正確にとらえる。これが、僕の考える欲望や感情との向き合い方の基本です。

◆性に関することは人それぞれ

 欲望や感情を制限することを日々強いられている社会ですが、それを追求しすぎると人間ではなくモノになってしまいます。人と人が繋がっていくのは、肉体や物理的なものだけではなく、そこに付随する欲望や感情です。あなたはオナニーでは満たされないんですよね。ではもし、精巧なロボットやオモチャがあったらそれで満たされると思いますか。やっぱり生身の人間じゃなきゃヤダと思うなら、相手に欲望や感情を求めているし、それは自分の欲望や感情も重要視しているということになります。

 更年期によって女性の性欲がどのように変化するのかを、正直なところ僕は専門的にわかっていません。でも、おそらく人それぞれなのではないかと思っています。男女の性差や年齢による変化の傾向はありますが、性に関することは最終的には個人それぞれです。つまり、誰もがつねに初めての事と向き合うのですから、自分で経験し手探りで学習していくしかないんです。

◆もう一度、旦那さんと話し合ってみて

 繰り返しになりますが、ご自身の性欲との向き合い方は、その欲望や感情がご自身の核になっていることをそのまま受け止めてください。その上で、どのように満たしていくかの選択肢を出来る限り多く持ちましょう。僕の経験上、1人の相手でまかなおうとするのは、時間とともにお互いに無理が生じてきます。

 とは言え、旦那さんにとって負担になっているかどうかは、旦那さんに聞かなければわかりません。しかも、当事者間で本音を伝え合うのは日常の信頼関係がなければ難しいです。おそらくあなたたちご夫婦はできるでしょうから、旦那さんに思い切って聞いてみましょう。もしも少しばかり負担になってるというなら、旦那さんに無理な時は無理と正直に言ってもらうようにしましょう。

◆性欲を持て余したら、筋トレ!

 もちろん、そう言われたらあなたは悶々とするでしょうが、無理しながらセックスされるよりはマシなはずです。で、筋トレをするのです。もちろん性欲が満たされるわけではありませんが、肉体が疲れれば寝れます。できたら旦那さんにも一緒にしてもらい、筋トレをすることで精力増強の二次効果を狙っちゃいましょう。

 それと最後に、僕から旦那さんに伝えたいのは、「性欲が強まった奥さんにかけた『そんな人もいるよ』という言葉が間違っていますよ」です。正しくは「そんな時期もあるらしいよ」です。更年期には終わりがくるし、奥さんは特別な性欲の持ち主ではありません。「そんな人」という言い方は、受け入れているようで、奥さんに罪悪感を持たせます。奥さんは自身の性欲と向き合う知性を持ち、旦那さんのことを思いやる愛情深い方です。旦那さんにも見る目があったんです。今まで通り、お互いに真摯に向き合い、自分に正直でいてください。

<文/森林原人>

【性活相談者を募集!】

森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。

※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。

【森林原人】

1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に「イケるSEX」(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とオンラインサロン「森林公園」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング