ビタミンAがシミ・シワ・にきびを改善。効果や注目コスメを医師に聞く

女子SPA! / 2019年8月24日 15時45分

ビタミンAの食材やコスメ

 こんにちは、外科医の平岡由愛です。

 8月も下旬。気温は徐々に下がりつつありますが、まだまだ紫外線が強い日が続きます。紫外線は、お肌のエイジングを加速させてしまう天敵。サボらずに丁寧なスキンケアを行いたいものです。

 最近ではドラッグストアに行けば、セラミドやビタミンC、プラセンタなどお肌の美容に良いとされる成分はたくさんあります。そんななか、お肌に塗るビタミンAが注目されていることを知っていますか?

◆ビタミンAの美肌効果は大きく3つ

 わたしは現在、形成外科医として機能・形態的異常疾患を扱いつつ、形成外科の視点から美容医療を探求しています。名前自体はほとんどの人が知っているビタミンAですが、美容業界では、その効果効用に期待が集まっているのです。

 その効果・効用は、大きくまとめると以下の3点になります。

①シミ・くすみの改善、お肌のトーンアップ

②小ジワを改善し、お肌にハリを出す

③ニキビの予防、改善

 それぞれ詳しく説明していきますね。

◆1)シミ・くすみを改善

 まず1つ目のシミ・くすみの改善、お肌のトーンアップです。

 そもそも加齢とともにお肌のターンオーバーが遅くなり、メラニンを排出する力が弱まることで、シミが目立つようになります。ターンオーバーとは、肌の細胞が新しく生まれ変わるサイクル。通常およそ28日周期で行われますが、年齢とともに減速していき、40代では約40日周期とされています。

 ビタミンAは、表皮の細胞を増殖させ、お肌のターンオーバーを促進することにより、表皮内のメラニンの排出を促します。

◆2)お肌の細胞を増やして小ジワを改善

 2つ目に、小ジワを改善し、お肌にハリを出します。

 ビタミンAは、表皮のターンオーバーの促進とともに「真皮」内の線維芽細胞のコラーゲン産生を促進する効果があるため、小さなシワが目立たなくなります。皮膚は、大きく分けて3層構造になっていて一番上の層が「表皮」、その下が「真皮」、最下層が「皮下組織」となっています。

 お肌の細胞を増やす効果があるので、加齢とともに薄くなってしまった表皮を増やし、コラーゲンの効果とともに、ハリのあるお肌になります。また、ビタミンAは真皮内の血管新生を促し、皮膚の血行も改善させるため、血色が良く、強いお肌に生まれ変わります。

◆3)皮脂の分泌を抑え、ニキビの予防に

 最後の3つ目が、ニキビの予防、改善です。

 ビタミンAは、古くなった角質を剥がし、角栓などの毛穴の老廃物の排出を促すとともに、皮脂の分泌を抑制させる効果があります。また、古い角質がなくなることによって、薬剤の浸透性が高まり、ニキビ治療薬をはじめとするさまざまな薬剤の効果が高まります。

 もともとお肌に含まれているビタミンAですが、加齢とともに減少していきます。そのため歳を取るとシミやシワが目立ち、ハリのないくすんだお肌となっていきます。外からビタミンAを補充することによって、このような効果を得ることができるのです。

◆おすすめのビタミンA入りドクターズコスメ

 もちろん食事などからも摂取できますが、お肌に使用する際はレチノールやレチノイン酸といったビタミンA誘導体として使用するのがよいでしょう。オススメのドクターズコスメは「エンビロン」と「ゼオスキンヘルス」です。

 双方とも、ビタミンAについて長く研究を行い、しっかりとしたエビデンスに基づいて開発された商品です。

 ただし、これらの美容商品は長期使用により耐性がついてしまったり、内服薬に関しては過剰摂取によって健康への悪影響が引き起こされる可能性があるため、注意を要します。使用した商品を扱う際には医師の指導のもとに適切に使用してください。

<文/平岡由愛>

【平岡由愛】

外科医。大阪市立大学医学部卒業。医学部在学中にイギリスとギリシャに二度の医学留学を経験する。趣味は国際交流。幼い頃から美容に興味があり、現在は形成外科医として機能・形態的異常疾患を扱いつつ、形成外科の視点から美容医療を探求

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