眠れない残暑の快眠対策。エアコンよりいい冷やし方がある

女子SPA! / 2019年8月28日 8時45分

写真はイメージです(以下同)

 柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。

 8月もあとわずかですが、9月に入っても寝苦しい日々が続きます。深夜になっても気温や湿度が下がらず、深い睡眠が獲得できない方も多いはず。今回は身体の構造から考えた快眠アイディアをご紹介します。

◆快眠のコツは「温→冷」

 まずは人間の睡眠メカニズムを考えてみましょう。人間の睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」というものがあります。これはよく知られている情報ですが、レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠が深い眠りです。

 我々は浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠を約90分の周期で繰り返しながら寝ています。もっとも深いレム睡眠になるのは入眠してから最初の90分間で、ここでしっかりとした睡眠を取ることが重要です。

 人間が眠くなる時は体内時計などの仕組みの理由から“体温が下がった時”です。例えば冬場に温かいお風呂に浸かって、その後冷えた布団に入るとよく眠れるのは、お風呂で上がった体温が冷えた布団で一気に下がったからです。

 そこで夏でも体温を少し上げてから、必要な場所を冷やしていくことが快眠のためにとても効果的です。

◆体を温める足首浴

 まずは体を充分に温めていきますが、冬場のように湯船に浸かるのはなかなか気が進みませんよね。そこで足首を温める「足首浴」はいかがでしょうか。

 足首の体表付近には、体温に影響のある動脈の血管が走っています。足首をしっかり温めると、温まった血液が全身を循環し体温も上がってきます。

 睡眠に必要な一旦体温を上げる作業は足首を温めることがもっとも効果的と言えるでしょう。わざわざ湯船にお湯を溜めなくても、シャワーを浴びる時に足首にお湯をかけてあげたり、寝る1時間ほど前までレッグウォーマーで足首を温めたりしてあげるといいでしょう。

◆氷枕で一気にクールダウン

 今度は温まった体を冷やしてあげましょう。もっともオススメなのは「氷枕」です。首元から頭にかけて脳内につながる動脈(椎骨動脈)を適切に冷やしてあげることで温まった体温が冷めていき、一気に眠気がやってきて深い眠りへと繋がっていきます。

 エアコンなど室温で体を冷まそうとすると体表だけが冷めてしまい、かえって体内温度が高まってしまったり、それが理由で体調を崩してしまったりします。体内温度を直接コントロールできる首筋から頭を直接冷やすようにしましょう。

 氷枕の代わりに固い保冷剤を使うと温度が低すぎて体の深部にまで効果が伝わらないので、ジェル状の氷枕用の保冷剤か、実際の氷を氷枕に入れて使うようにしてください。

 疲れ残さず残暑を乗り切るために、温度を上手に使い分けてぐっすり快眠できるといいですね。

<文/ヒラガコージ>

【ヒラガコージ】

柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。

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