都合が悪くなると「全部お袋のせい」という彼と婚約破棄するまで

女子SPA! / 2019年9月5日 8時47分

 結婚をすることを決めているほど深い関係の相手の、悪い意味で意外な一面を知ってしまったら……皆さんはどうしますか?

「私の場合は、別れを選ぶ以外の選択肢は思い浮かばなかったですね」

 会社員の愛さん(27歳・仮名)は、数年間交際していた和彦さん(仮名)と昨年、結婚しようという話に。籍を入れる前に和彦さんの悪い意味で意外な一面を知ることになり、それが別れのきっかけとなってしまったそうです。

◆両親顔合わせ、彼氏の母親は完全に私を無視

「和彦とは一緒にいて楽しいし、安らげる存在でした。私の両親をまじえて食事をしたことは何度かあったのですが、和彦の両親と会ったことはなくて。和彦は就職の際に上京したのですが、実家が遠く、また、地元が嫌いだから里帰りをしたくないと言っていたんですね。でも、結婚するとなれば、お互いの両親をまじえて会うことは必要だと思ったので、和彦と話し合って食事会をセッティングしたんです」

 愛さんは、不安もありましたが、大切な人の両親と会える楽しみもあったそうです。ところが。

「和彦の母は、和彦の顔を見るなり、『和彦、会いたかった……! 東京で苦労して、こんなに痩せちゃって』と言って、和彦に抱きつく勢いでした。私が和彦の母にあいさつしても、完全に無視されてしまって。幸か不幸か、結婚自体はお互いの両親ともに賛成、ということで、意見は一致したんですけどね」

 結局、この食事会ではお互いの両親、和彦さんと和彦さんのお母さんは盛り上がったものの、愛さんは、ただ黙々とご飯を食べるしかなかったそうです。

「たまに和彦の父が話をふってくれたものの、和彦の母は結局、最後まで私とは一言も口を聞いてくれませんでした。和彦は、『お袋は体調が悪かったんだと思う』とか言っていましたが、私は絶対違うなと思いました。とはいえ、結婚しても同居するわけではないですし、会う機会はそれほど多くないだろうから、なんとかなるだろうとも思ってしまったんですね」

◆「馬鹿にされて、見下された!」身に覚えのない文句の連発

 しかしなんと後日、愛さんが和彦さんから文句を言われることになったと言います。

「和彦が、『お袋が、“姑として、あの嫁には言いたいことだらけだ”と、電話で言っていた』と。まず、まだ入籍もしていないのに姑も嫁もないだろうとは思いましたが……そんなことは序の口でした。続けて、『お袋は、“出身地を言ったら愛のお父さんに笑って馬鹿にされたし、ほかにもありとあらゆる面で見下された”とも言っている』と言われたんです。私はお互いの両親の会話は見聞きしていましたが、そんな会話はありませんでした」

 挙句の果てに、和彦さん自身が泣きそうになりながら、「“なんでこんなに馬鹿にされないといけないのか”と、お袋は泣いていた」と言ってきたそうです。

「訳がわかりませんでしたが、『誤解が生じているみたいだから、私の両親にも話を聞こう』と提案したんです。そうしたら和彦は、『大事になるのはイヤだし、こっちの家族が我慢すればいいだけだから』と。カチンときたので、その場で自分の母に電話をしました。母は当然、『そんな事実はまったくなかった』と激怒。なんで言ってしまったんだと切れてくる和彦に、『和彦が自分のお母さんのことが大切なのと同じで、私も自分の両親のことが大切だから。お互いの両親の仲がこんなにこじれた以上、結婚の話も延期にしよう』と冷静に伝えたんです」

 すると、和彦さんは驚きの行動に出ます。

◆自分に都合の悪いことはすべて「他の人のせい」

「わざわざスピーカーモードで、和彦の母に電話し、電話に出るなり、『お袋のせいで結婚がダメになりそうだ! どうしてくれる!!』と怒鳴ったんです。慌てて、横から私が事情を説明しました。そうしたら和彦の母は、『実は、愛さんのお父さんに見下されたというのは、お父さん(和彦の父)が感じたこと。だから本当のことは私もわからない。ただ、愛さんのご両親には謝りたい』と……すべてを和彦の父のせいにしてきたんです。

 それを聞いた和彦も、『なんだ、親父が悪かったのか。じゃあしょうがないな』と勝手に1人で納得。電話を切って、すがすがしい顔で『ごめんごめん、親父のいつもの悪い癖だった! お袋は悪くなかった!』と言ってきたんです」

 母親の言うことはすべて信じるという、一見マザコンのようで、都合が悪くなったらその母親のことも悪者にしてしまう和彦さん。そして、その母親自身は自分の夫のせいにする……まさに「蛙の子は蛙」だと愛さんは痛感させられました。

「交際していて、和彦と喧嘩することはもちろんありましたが、こんな最低な一面があるとは思ってもみませんでした。この人とは幸せな家庭を築けないと思い、『別れてください』と、それ以外はもう言葉が出てこなかったですね。和彦は土下座して泣きながら謝ってきましたが、もはやそれも白々しく見えました」

◆結局、婚約は破談に……

 その後、和彦さんはおろか、和彦さんのお母さんからも連絡が何度も来たものの、『別れます』ということだけを毎回伝え続けた結果、最近ようやく連絡が来なくなったそうです。

「私の母は事情を知っているのでまだしも、父には別れた経緯を伝えていなくて。父はまさか最初に自分が悪者にされたとは夢にも思っていないので、結婚の話がなくなったことを心底残念がっています」

 新しくいい人を見つけたいけれど、自分の男性を見る目に自信がなくなってしまった……と寂しそうに言う愛さん。結婚前に相手の本性を知ることができたのは不幸中の幸いですが、次はいい意味で意外な一面がある男性と巡り合えることを願うばかりです。

―シリーズ「気になる男性・彼・夫の意外な一面」―

<文/女子SPA!編集部 イラスト/Morimalu>

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