老けやすい「手」のケアしてる?美しさを保つ3つの秘訣

女子SPA! / 2019年9月30日 8時46分

 美容に関するマニュアルは数あるけれど、本当に必要なのはこの本だった。と私が痛感したのが、『「美しい手」がすべてを引き寄せる』。いくら頑張っても、手にはメイクできません。ネイルすればいいじゃない、と思う人もいるでしょうが、美しいネイルも美しい手肌あってこそ輝くもの。やはり手は無視できないのです。

 ネイルサロンの経営者でもある著者、加藤由利子さんは、現場で手肌にコンプレックスを持つ女性達を見てきました。そして多くのお客さんと接するうちに、女性達にはふたつの共通点があると気づくのです。「服装や化粧でどんなに若作りをしても、手には年齢が出る」「手肌が美しい女性は、年齢問わず、全身に若々しい雰囲気をまとい、凛としている」。

 私達は、鏡でじっくり顔をチェックすることはあっても、日々酷使する手をじっくり労わることはしていないのではないでしょうか。顔より先に手が老けていた、と焦る前に、正しいケアで手の若さを保ちませんか。

◆手が老化していく理由

 手の老化といえば、「シミ、シワ、くすみ、血管の浮き、指の関節が太くなる、爪がもろくなる」等々ありますが、そもそも原因って何なのでしょう。本書によると、「手が老化していく根本的な原因は『血流』」だといいます。

 私、手の老化の原因って紫外線や洗剤の使い過ぎなど、外的要因が大きいと思っていました。女性に手の冷たい人が多いのも、血流不足が原因でしょうか。本書が、興味深いことをおしえてくれました。

「血流のよくない状態が続けば、全身の細胞に必要な栄養や酸素がうまく行きとどかず、老廃物の回収も遅れます。手肌のターンオーバーが乱れ、肌色はくすみ、シミやシワ、乾燥など良からぬ手の変化が出てきます」。

 そうなんです、たかが手と侮ってはいけません。さらに、手は身体の中でもっとも早く老化が始まると言います。「手は心臓から遠く、血液がとどきにくい」のがその大きな要因。

 美しい手のためには、高級なハンドクリームをぬりこむだけでは、それこそ片手落ち。木を見て森を見ず、ではありませんが、やはり身体のケアができてこそ、手の血流もアップするのですね。

 手っ取り早くできる方法を、本書からいくつかご紹介しますね。

◆1)食事の前にリンゴ酢ドリンクを飲む

 リンゴ酢大さじ1杯(15ml)を、食事の前に飲む。そのまま飲んでも、水や炭酸水で薄めてもOK。(※効果・・・黄ばんだ手肌を明るくする/血糖値の急上昇を抑える/身体の細胞のコゲ=糖化を防ぐ)

 手の若返りで特に注目したい点は「糖化」を防ぐ働きです。「糖化」とは、余分な糖が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象のこと。糖化が進むと、肌の弾力が失われ、シミやくすみの原因にもなります。

 食前にリンゴ酢ドリンク、これなら手軽にできますし、手肌のためだけでなく健康効果やダイエット効果も望めそうです。酸味が苦手な人は、オリゴ糖やはちみつを入れてもいいそうです。

◆2)爪の「タテ線」にはネイルオイルが有効

 爪にできるタテ線。原因のひとつが乾燥です。タテ線がでないようにするには、「保湿が大事。ネイルオイルを爪の生え際にぬり、爪の表面と爪のまわりをぐるっと囲むようにして、よくなじませます」

 私、ネイルオイルは持っていないので、アーモンドオイルやセサミオイルで代用してみました。ネイルだけでなく、指のほうまでぬってマッサージすると、身体全体があたたまってきましたし、ストレス解消にもつながりました。

◆3)太くなった関節を細くする指体操

 指の関節の太さにも「コラーゲン」が大きく関わっています。指の関節にある軟骨は多くのコラーゲンを含んでいて、コラーゲンが減ると軟骨もやせていき、それを補うように骨が変形し、関節が太くなるというのです。

 ただ、コラーゲンそのものは基本的に外から摂ることはできず(消化でアミノ酸等に分解される)、コラーゲンは体内で生成するものです。そして、運動はコラーゲン生成を盛んにするという報告があり、骨も動かして刺激を与えることが必要になります。本書では下記のような動きを紹介しています。

<指の体操1>

まっすぐ立ち、手に力を入れやすい角度まで両腕を軽く持ち上げます。腹式呼吸で息を吐きながら、手をグーの形にギュッと握り数秒間キープ。次に息を吸いながら手のひらをパッとひらきます。3セットおこないます。

<指の体操2>

指1本を反対の手の平で包み込むようにして優しく握り、くるくると左右にねじります。左右それぞれ親指から小指まで順に、1本ずつねじっていきます。

 毎日できる簡単なケア方法ご紹介しましたが、この3つを地道にやり続けるだけでも、1年後、3年後の手は確実に変わってくると思います。

 本書には、日常でできるケア方法がまだまだたくさん。2万人以上の手にふれてきた著者だからこその説得力もあり、さらに変化を遂げた方の手の写真も掲載されています。

 手に自信が持てると、おのずと仕草も洗練されていきます。結果、女っぷりも上ること間違いなしですよ。

―小説家・森美樹のブックレビュー―

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

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