家事する気がない夫。イラつかずにうま~く家事シェアする方法

女子SPA! / 2019年10月4日 15時46分

写真はイメージです(以下同じ)

 日々の家事に追われ心身ともに疲弊したり、自分の時間を持てなくなったりすることがないように、家族みんなで家事の負担を分け合う「家事シェア」。家族それぞれが多忙な現代家庭にふさわしい、新しい家事の捉え方です。

「不満・イライラから解消される家事シェアのコツ」をご紹介した前回に続き、今回は「そもそも協力し合う気がない」「家事力が低い」という問題を抱えた夫と家事シェアを進めていく方法を、家事シェアを推進するためのさまざまな事業を展開するNPO法人「tadaima!」の代表理事・三木智有さんに教えてもらいました。

◆まずは「脱ぎっぱなし」「出しっぱなし」などのマイナスを減らさせる

 昨今、家事や育児に積極的に取り組む男性が増えましたが、「家事は女性の仕事」という古い固定観念がいまだに抜けない人も少なからずいます。

 三木さんいわく、「夫がそういうタイプの男性の場合、そもそも家事シェアについての話し合いを持ち掛けることすら難しい。自分が家事をする必要性が理解できないので、聞く耳を持ってくれないのでは」とのこと。では、一体どうすればいいのでしょうか。

「家事というのは汚れや散らかりというマイナスをゼロに戻す作業が大半ですが、家事に非協力的な夫というのは、ゼロに戻してくれないどころかマイナスを増やしている人が多いもの。『妻が片付けるのが当然』という考えがあるから、平気で服を脱ぎっぱなしにしたり使ったものを出しっぱなしにしたりするんですね。これがなくなるだけでもラクになるので、まずは『脱ぎっぱなしや出しっぱなしをやめる』ことからお願いし、徐々に意識を変えていってもらうのがいいでしょう」

「脱ぎっぱなしや出しっぱなしはしない」というのは、子どもにも教える最低限のルール。時間はかかりますが、そんな初歩的なところから家事への抵抗感をなくしてもらうのです。

◆「パラレル家事」で少しずつ不平等感を軽減していく

 家事をひとりでこなす状況に不満やイライラを感じている場合、その根本原因は2つあると三木さんは言います。

「ひとつは家事にかかる手間や面倒くささ。もうひとつは自分ばかりが家事をしているという不平等感です。私は家事シェアにまつわる悩みを受けることが多いのですが、実は後者の“不平等感”に不満やイライラを抱えている女性はすごく多い。その場合、ただ単に家事を手伝ってもらうのではなく、不平等感を軽減する方法を選ばなければ、精神的にラクになれません」

 女性がどんなときにもっとも不平等さを感じるかというと、それは自分が家事をしているのに相手は暇そうにしているとき。料理や掃除をしている同じ空間で夫がをスマホをいじったりテレビを見たりしていると、「なんで私ばっかり!」とイライラが募るケースが多いそうです。

「そこでおすすめなのがパラレル(同時並行)家事です。『料理をしていないほうが配膳をする』『掃除をしていないほうが庭の手入れをする』というふうに『〇〇していないほうが〇〇する』というルールを作り、『どちらかだけが頑張っている』という状況をなくすんです。この方法は、家事を手伝ってもらうタイミングや担当を決める方法よりもライトにできるので、夫が家事シェアに非協力的な場合でも取り入れやすいと思います」

「家事の分担」という言葉に抵抗を感じるような夫でも、「〇〇している間に〇〇してくれる?」と頼まれれば受け入れやすいはず。そのうち協力する心や自主性が芽生えてくればしめたものです。

◆家事代行など外部のサービスを使うのも手

 ただ、人の考えを180度覆すのは難しいこと。何かをお願いするたびに夫の非協力的な態度に疲れてしまうようだったら、夫ではなく家事代行サービスなどと家事シェアをして家事の負担を軽減させるのもひとつの方法です。

「『家事シェア』の目的は“夫に家事をやらせること”ではなく、あくまで“家事の負担を減らし不満やイライラから解放されること”。家事にお金をかけることに罪悪感を抱かず、自分がラクになることを第一に考えてください」

◆「命令」ではなく「提案」で夫の家事力の低さをフォロー

 最後に、せっかく家事シェアを始めたものの、夫の家事力の低さに結局イライラしてしまったときのアドバイスを。

「男性の家事に至らなさを感じる女性は多いですが、『もっとこうしてよ!』と一方的にやり方を押し付けるのはNG。人は命令されたことに主体性を持てないので、どんどんやる気を失ってしまいます。主体性を持って家事に取り組み続けてほしいなら、『こうしたらどう?』と提案する形を取り、相手にも権限がある状態にしてあげましょう。もしかしたら、『このやり方ならできる』という意外な夫からの案が出てくるかもしれませんよ」

 そもそも、誰かと何かをシェアするときは譲り合いの気持ちが必須。「すべて自分の理想通りにしようとするのは諦めたほうがいい」と三木さんもいいます。

「服のたたみ方とか食器の置き方とか、衛生面などに問題があるわけではない“自分のこだわり”だったら目をつぶるべき。どうしても我慢できない場合は、最初の割り振りが間違っていたということでその家事の担当を替わってもらったり、頼まないようにしたりするのがベストです」

 家族円満と快適な生活のために、みなさんも「家事シェア」を始めてみてはいかがでしょうか?

<文/持丸千乃 取材協力/NPO法人「tadaima!」代表理事・三木智有さん>

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