ドケチなアメリカ男性との離婚。“生活費は折半”の実情がヒドすぎる…

女子SPA! / 2019年10月28日 8時47分

 皆さんのまわりで離婚経験者はいるでしょうか?あるいは自身が経験したという人には言うまでもないですが、離婚ではお金のことが原因のひとつである場合が多いようです。

 では、それが国際結婚夫婦の破局の場合は?経験者の左近サクラさんによれば、どケチなアメリカ人夫の本性が離婚して分かったとのことで…。(以下、左近さんの寄稿です。) 

◆アメリカ人の夫と離婚しました

 昨年、離婚をしました。米国で、アメリカ人の夫と、です。

 離婚なんてただでさえ面倒くさそうなのに、海外で離婚の手続きをするなんて想像するだけでうんざりしました。しなくて済むなら、したくない! そう何度も思ったことか!

 それでも離婚に踏み切ったのには理由があります。バカみたいに国際結婚に憧れて、いざ結婚してみたら痛い目を見た。反省の意味を込めて綴ります。

◆結婚していたアメリカ人は「超」がつく“どケチ”でした

 離婚した原因は、浮気、モラハラ、家出、アル中、夫のリストラなど、書き出せばキリがありませんが、そのドケチぶりは相当なもので……。

 今から振り返ると「よく我慢したな」と自分で自分を褒めてあげたくなるほど。

 初めての結婚、初めての海外暮らし、初めてのアメリカ人との二人暮らし。

 初体験が三拍子揃って舞い上がっていた私が、「アメリカはこういうもの、日本とは違う」と思い込んでしまっていたところに敗因はあったのかも……。

 このどケチぶりの影には、自分が十分に稼いでいても「妻には外で働いてもらいたい」と望むアメリカ人夫にありがちな考えに関係があると思います。

 アメリカでは、子どもがいようがいまいが、家庭環境に関わらず、心身ともに健康なのに働かない妻は白い目で見られがちです。近年特にその傾向が強くなっていて、上流階級に行けば行くほど、都会に行けば行くほど、「できる妻=キャリアもすごい」 という方程式が成り立ちます。

 「妻は専業主婦だ」と言おうものなら、「奥さんはお体が弱いのですか?」と怪訝な顔で聞き返される、という話も聞いたことがあります。

 そう、「容姿良し、頭良し、仕事もできる妻」を捕まえるのはできる男の新常識であり、新時代のステイタスなのです。

◆“働いているのだから生活費は折半”はプレッシャーでもある

 そういえば、AmazonのCEOであるジェフ・ベゾスの元妻も、Facebookのマーク・ザッカーバーグやMicrosoftのビル・ゲイツの奥様もみんなやり手のキャリアウーマン。実際に私の周りでも、専業主婦をしているのは昔気質な日本人男性(アラフィフ)と結婚してアメリカに住んでいる日本人の女性たった一人だけです。

 日本では妻に対して、今でも「家の中のことを完璧にこなすべき」というプレッシャーがあってそれはそれでつらいと思います。それに比べて、妻を自立した一人の人間として見てくれるアメリカの考えは一見すると喜ばしいこと。

 ですが、「働いているのだから生活費は折半すべき」という合理的な考えも人によっては大変なプレッシャーになってくると思います。

 みんながみんなバリキャリに憧れているわけではないし、なれるとは限りません。ましてや、たまたま結婚したのが外国人で、夫の仕事や家族のために海外に暮らすことになり、違う言語でがんばっている日本人妻にとってみればなおさらです。

◆元夫は生活費をケチって泣くアラフォーマッチョな米国人

 とはいえ、日本人との類似点もあるにはあります。

 結婚する際に、夫婦共同の銀行口座やクレジットカードを開設するのはアメリカでも一般的。夫の不穏な動きを口座のお金の動きで察するという妻たちも少なくありません。

 実際、我が家でも私のグリーンカード(アメリカ永住者カード)申請時、偽装結婚でないことを証明するために夫婦連名で口座を作ってはいました。が、そんなのは文字通りカタチだけ。

 連名の口座にお金を入れるのは、最低残高を守らないと高い手数料を取られることを気にする私ばかりで、使うのはそんな細かいことは1ミリも気にしない夫のみ。

 夫は割と稼いでいた方で年収は妻の私の5倍以上もあったのですが、約10年間の結婚生活を送る中で家賃以外の生活費を出したことは一度もありませんでした。

 というのも、我が家には、食品や生活必需品(トイレットペーパーや各種洗剤、家電など)は買い出しに行った本人が買うという暗黙の了解があったからです。

 しかし、仕事で忙しい夫が買い出しに行くことはまれ。要するに、日々の生活にかかるものは全て稼ぎの少ない妻の私が払っていたことになります。

 アメリカの中でも真冬の暖房代が1カ月300ドルにもなるような極寒の僻地に住んでいたにも関わらず(いや、それだからこそ?)、光熱費を出してくれなかったため、夫が出張でいないときなどは暖房料をケチって、家の中でもヒートテックにダウンジャケットを着込んで凍えながら過ごしていたこともありましたっけ。

 少しは家にお金入れてくれるように説得を試みたこともありますが、「俺はこんなにがんばっているのに」とか「お前は何も貢献していない」とか文句を言われ、挙句の果てには泣かれて終わり。40過ぎの体の大きなアメリカ人に泣かれるのが、どんなに気持ちの落ち着かないことか!

◆アメリカ人夫のドケチぶりに悩む日本人妻は多い

 当時の私はけなげにも「少ししか稼げない自分が悪い」と思い込んで、ちまちまとバイトしたお金を夫に使われる口座に入れる毎日を送っていました。今考えると、結婚当初から少しモラハラ気味の夫だったってことです。

 

 ここまで度を越した例は聞いたことがありませんが、周囲のアメリカ在住日本人妻に話を聞いてみても、アメリカ人夫のドケチぶりや外へ出て働くことを強要されることに不満を持つ女性は多く、それを理由に離婚を決意したという人も何人か知っています。

 別にこっちだって結婚した相手の給料ばかりを当てにしていたわけではないですし、自分もできる限りのことはしていたつもりです。

 ただ、せっかく結婚したのだから「助け合いの精神」が少しはあってくれても良かったのではと。

 結局のところ、結婚も一つの契約であり、家族になるという意識のない典型的なアメリカ人にうっかり惚れてしまった私が、一番悪いのでしょうけど……。

-私の国際離婚日記-

<文/左近サクラ>

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