東大博士が「花粉症は一発で治る」と断言。カギはゴボウとフラクトオリゴ糖…?

女子SPA! / 2020年4月5日 8時44分

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 目のかゆみ、鼻水、くしゃみでボロボロの顔面、強い薬を飲めば眠いし、飲まなきゃ外出もままならないし、花粉症にとって窮屈極まりないこの季節がやってきてしまいました……。でもそんなつらい花粉症も、ある身近な食材を積極的にとることで、あっさり撃退できるかもしれないのだとか!

 そこで、今回はアレルギー研究の権威、小柳津広志(おやいづひろし)氏による著書『花粉症は1日で治る!』(自由国民社刊)を参考に、花粉症治療の新常識に迫りたいと思います。

◆「花粉症とうつ病が同じ病気」ってホント?!

 微生物研究者として高く評価され、43歳の若さで東大の教授となった小柳津氏。現在は、微生物系統分類、腸内細菌学を専門とする東大名誉教授として、その名が知られています。

 アレルギー研究の専門家でもある小柳津氏は、花粉症についてこう指摘します。

「花粉症もうつ病も免疫細胞が起こす炎症が原因となっています」

「花粉症とうつ病が同じ病気である」と聞いて、頭に「?」が浮かぶばかり。なんでも炎症とはアレルゲンだけで起こるものではなく、体の中で免疫が活発化することなのだとか。

 免疫が暴走することで炎症が起き、花粉症やうつ病など、様々な不調がもたらされることに……なんとも恐ろしい話です。免疫の暴走をコントロールし、炎症を抑える方法はないものでしょうか?

◆さまざまな炎症を強力に抑える「腸内フローラ」

 なんと衝撃的なことに、「人は体の炎症を抑える仕組みを持っていない」のだと言います……。そ、そんな~。

 だとすると、炎症が起きてしまったら打つ手はないじゃないかと打ちひしがれましたが、「じつは、良好な腸内フローラはこれらのさまざまな炎症を強力に抑えています」と小柳津氏。

 なるほど、憎き花粉症を改善させるためには、腸内細菌の集まりである「腸内フローラ」を良好な状態にすることがポイントになってくるわけですね。

◆花粉症を改善する「正しい腸活」って?

 ……そうは言っても、“良好な状態にする”って一体何をすればいいのかさっぱりです。

 とりあえず、ビフィズス菌や乳酸菌入りのヨーグルトをしっかり食べればよいのでは? と思いきや、「本当はビフィズス菌より酪酸菌のほうが私たちの体には大事」なんだとか。

 つまり、「正しい腸活」とは酪酸菌を増やすこと? でも、酪酸菌がそもそも分からないし、どうすれば増やせるのでしょうか?

◆酪酸菌を増やす方法はとってもシンプル

 腸内フローラを構成する菌の1種である「酪酸菌」。離乳期に入るとだんだん減少してしまうビフィズス菌に代わり、「酪酸菌が増え、全身に炎症が起きないようコントロールしてくれる」のだそう。

 しかし、知りたいのはそんな酪酸菌を最も効果的に増やす方法ですよね。

 小柳津氏によると、それはズバリ!「毎日ゴボウを食べること」。

 ちょっと拍子抜けするくらいシンプルな方法ですが、なぜゴボウを食べることが酪酸菌を増やすことになるのでしょうか?

◆酪酸菌を増やすゴボウ。毎日どれくらい食べればいい?

 そもそも、酪酸菌を最も効果的に増やしてくれる食べ物は、「フラクトオリゴ糖」なのだとか。

 え、「ゴボウと違うんかい」と思ってしまいましたが、そのフラクトオリゴ糖を多く含んでいるものは「キク科植物の根」で、なかでも比較的簡単に手に入る野菜であるゴボウを食べるのがオススメということそうです。つまり、「酪酸菌」を増やすには「フラクトオリゴ糖」、「フラクトオリゴ糖」を摂るには「ゴボウ」って流れですね。

 分量としては、毎日1日1本(100グラム)が理想とのこと。でも、ゴボウを毎日1本というのは、現実的には難しいですよね……。そこで小柳津氏は、同じくフラクトオリゴ糖を含むタマネギなども加え、「毎日、ゴボウを50グラム、タマネギを1/2個程度」食べるように提案しています。

 ちなみに、オリゴ糖といっても、色々な種類がありますが「食物繊維として圧倒的に優れているのは、フラクトオリゴ糖」とのこと。オリゴ糖ならどれでもOKというわけではないんですね~

◆酪酸菌が増えると、いろいろな不調が消える

 自身が経営するカフェで不調を抱えた方々から相談を受け、フラクトオリゴ糖を摂取するよう勧めた小柳津氏。その結果、多くの方々の体調が回復し、花粉症や皮膚の痒みなどのアレルギー反応が消失することが分かったそうです。

 のちに、フラクトオリゴ糖を主成分とした粉末を商品化して販売、それを使用した方々から聞き取りを行い、最終的に「酪酸菌が増えると、アレルギーと自己免疫疾患とその他の多くの不調が改善する」と結論づけたといいます。

◆酪酸菌を増やすため腸活を実践してみた

 実は本書に出会う1か月前から、花粉症対策のために、薬局ですすめられた酪酸菌のタブレットを飲み始めていた私。その後、本書を読む機会があり、ゴボウやタマネギも積極的に摂取するよう心掛けてみました。

 ではその結果、どうなったか? 実際のところ「花粉症が治った!」とまでは言えませんが、今年は例年よりも症状が軽く、だいぶ楽に過ごしています。ただ、それはあくまで感覚的なものですし、花粉の飛散量などによって症状がおさまっている可能性もあるので、酪酸菌の効果で花粉症が改善されたと断言するのは難しいところです。

 けれども、腸活によって症状が軽くなっている実感があるのだから、いつかきっと、花粉症とサヨナラできる日がくるに違いない。そう信じて、この習慣をこれからも続けていこうと思っています。

 ただ、実際問題「毎日、ゴボウを50グラム、タマネギを1/2個程度」食べ続けるのも、なかなか大変。小柳津氏には怒られそうですが、「フラクトオリゴ糖」をきちんと多く含んでいる商品であれば、活用してみるのも手かもしれませんね。

●小柳津広志著『花粉症は1日で治る!』(自由国民社刊)

<文/女子SPA!編集部>

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