更年期の不調は“体操”で改善できる。40代から始めたい毎朝の健康体操

女子SPA! / 2020年8月26日 15時46分

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 人生100年いや120年時代。女性のターニングポイントといえば更年期ですよね。ていうか、更年期以降あと50年は生きなきゃなの?と少なからず恐怖を感じたのは私だけでしょうか。

 ところが『はじめまして更年期』の著者で更年期トータルケアインストラクターの永田京子さんは、「閉経」は女性の体にとって「祝福」だと言います。一般的な更年期のメージは、「ネガティブ」。女を卒業、とか、枯れる、とか。書いていても気が滅入りそうですが、「女性の体を守るために避けては通れないイベント」が更年期。

 しかも「更年期が過ぎたら人生バラ色」と本書に登場する先輩女性達は口々に宣言しているのです。華々しいイベントにするか、鬱々としたイベントにする、さあ、準備はいいですか?

◆更年期はデメリットばかりではない

「更年期以降、女性ホルモンがほぼ『ゼロ』になる」。なんともショッキングな言葉。さらに「閉経後は女性ホルモンより男性ホルモンのほうが多くなる」! これって女性のおじさん化?

 いえいえ、そうではなく「男性ホルモンは、好奇心や闘争心、リーダーシップ、性的活力をアップさせる」ということなのです。確かに、年齢を重ねても仕事に邁進していたり、ボーイフレンドが途切れなかったり、活動的な女性はたくさんいます。

 女性ホルモンがゼロ、という点ばかりクローズアップせずに、男性ホルモンが増える=元気の源が溢れる、と前向きにとらえるのが正解。「女性ホルモンが分泌されなくなることで、女性特有の病気のリスクが下がる」というメリットもあります。具体的には、「子宮筋腫が小さくなる」「乳腺炎や乳腺症が改善される」「乳がん・子宮がんの発症頻度が減っていく」等。

◆更年期の不調を和らげるには

 とはいえ、実際に更年期の不調を抱えていたらどうしたらいいのでしょう。こたえはなんと「男性ホルモンを補う療法」。閉経後に増える男性ホルモンは、更年期真っ最中だと増えないのですね。

 なんだかややこしいのですが、「これは男性ホルモンの『好奇心や闘争心、リーダーシップ、性的活力をアップさせる』というメリットを期待するものですが、残念ながら日本ではまだ一般的ではない」。どーすりゃいいのよ!と突っ込みが入りそうですが、解決策はズバリ運動すること。「運動すると男性ホルモンのレベルが上がることが研究で証明されている」のですよ。

 運動をやる暇がない、もうとっくに運動してる、様々な意見があるでしょう。本書が考案したのが、「今の生活のまま取り入れられて、『40代のカラダ事情』に合わせた体操」。特筆すべき点は3つ。「隙間時間や何かをしながらできる」「代謝アップに効果的な筋力づくりに重点を置いている」「自律神経のバランス力がつく」。さっそく本書から体操をふたつ、ご紹介しましょう。

◆☆手足ブルブル体操(朝起きたら)

1 布団の上で両手両足を上げる。

2 両手両足を10秒程度ブラブラと動かす。

※膝は伸ばしても曲げてもOK。揺らすスピードも、ゆっくりでも速くてもOK。

<効果>

 全身の血行をよくする。むくみを解消。筋肉を目覚めさせる。末端の血管まで新鮮な血液や酸素がめぐる。

 実に単純、ラクチンなこの体操ですが、騙されたと思ってやってみてください。全身が目覚めます。そして夏場にはわかりにくいかもしれませんが、冬場にやると身体がポカポカ。冷え症の改善も期待できそうです。

◆☆女性ホルモンケア(バスタイム)

1 片方の足を立てる。

2 手をグーにして指の第二関節部分で、足の内側を足首から太ももの付け根にかけてくるくると円を描くように優しく刺激する。反対側も同様に行う。

※刺激しているのは、婦人科系のトラブルを改善するツボの宝庫。単体で刺激するのは難しいが、まんべんなく刺激することで、効果を実感できる。

<効果>

冷え解消。足のむくみ解消。足の疲れを取る。血行をよくする。ホルモンバランスを整える。

 湯船につかりながら、体を洗いながら、手軽にできるツボ押し。痛気持ちいい感覚が癖になり、いつまでもゴリゴリやっていたくなります。体の中でもひときわむくむ足、ホルモンケアを意識しなくても、安眠効果やストレス解消に一役買ってくれそうです。

 ちょっとした不調→更年期かも→女引退……、という思考回路に陥る暇もないほど、人生を謳歌したいですね。そのためにも、人生設計を明確にして見るのも手。人生の後半戦は「自分ファースト」。自分を労わる時間を大切にして、軽やかに過ごしていこうじゃありませんか。

―小説家・森美樹のブックレビュー―

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

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