夫の浮気に仕返しするつもりが…アプリで出会った年下男子の正体

女子SPA! / 2020年9月14日 8時47分

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アプリで出会った年下男子・遼太郎からのLINE

「自分は不倫に無縁だと思っていました。大好きな夫となら、結婚式での誓いをずっと守っていくことができるって考えていたから」

 そんな本音を打ち明けてくれた加藤めぐみさん(34歳・仮名)は苦しい不倫の末、バツイチとなった女性です。不倫相手と夫のどちらとも別れ、ひとりで生きていく道を選びました。

◆大好きな夫のマッチングアプリ利用が発覚

 めぐみさんは25歳のときに、3年付き合った陽介さんと結婚。3歳年上の陽介さんは穏やかな人。新婚生活は初め、幸せなものだったそう。

「好きな人と常に一緒にいられることの喜びを噛みしめていました」

 しかし、結婚して1年が経つころ、陽介さんがマッチングアプリで他の女性と連絡を取っていることを知り、愕然。

「LINEだとバレるからか、カカオトーク(チャットアプリ)を使って複数の女性と連絡を取っていて……。相手には『彼女はいるけど、結婚してない』と言い、裸の写真を要求していました」

「会う気はまったくなかった、ごめん」そう謝られても、自分の夫が他の女性を求めたことにめぐみさんは深いショックを受けたそう。

「だから、思っちゃったんです。私もマッチングアプリをやってやろうって。自分だけ一途に相手を想っているのがバカバカしくなって」

◆マッチングアプリで出会った年下男性が心の拠り所に

 めぐみさんが始めたのは婚活系ではない、マッチングアプリ。プロフィールには既婚であることを書いていたそう。

 すると、ある日、遼太郎さん(仮名)という年下男性からメッセージが。暇つぶしになりそうだと思い、返信をすると彼は想像以上に喜んでくれ、めぐみさんは久しぶりに誰かから求められる感覚を味わえたような気がしました。

「独身で現場仕事をしている人。チャラそうに見えたけど、話してみると私と同じ読書好きで。そのギャップがなんだか素敵だなと思いました」

 そのうち、アプリ内ではなく、LINEで連絡を取るようになり、毎日近況を報告し合うのが日課に。家庭のグチを聞いてくれ、自分に対して甘い言葉をかけてくれる遼太郎さんにめぐみさんは徐々に惹かれていきました。

「夫とは表面上は仲直りしていましたが、私の中ではずっとモヤモヤが消えなくて。今思えば、向き合うのが怖くて、アプリの彼に逃げていたんだと思います」

◆彼への思いが募り、離婚を考える日々

 そんな日々を続けているうちに、遼太郎さんから「会いたい」との連絡が。会わないほうがいい。会ってはいけない。そう分かっていたのに、めぐみさんは遼太郎さんと会い、2人は深い関係になっていきました。

「私は既婚だから、いい人がいたらいつでもそっちに行けばいいよ」

 そう言うめぐみさんに対し、遼太郎さんは「無理に離婚してほしいとは思わないし、俺はいつまでも待てるから」と言い続けたそう。その言葉を聞くうちに、めぐみさんの中では彼と一緒になりたいという気持ちが膨らんでいきました。

「今までは不倫なんて刹那的で、未来が見えない恋だと思っていました。でも、彼と出会って、この関係だけは違う、私と彼だけは陳腐な関係なんかじゃないと思ってしまいました」

 けれど、初めて体の関係を結んだときは夫に対する罪悪感でいっぱいになったそう。

「何回も断ったけれど、涙を流しながら『俺には身内がいなくて甘えられる人がいない。めぐみが一番近い存在だから、キミが欲しい』と言う彼を見ていたら、拒絶できなくなってしまって」

 いつしか彼への思いは止めることができなくなり、めぐみさんは仕事が休みの日には、彼の職場へ差し入れを持っていくように。

「そしたら彼は私を親方や同僚、友達に紹介してくれました。いつ来るかもわからない私との将来の話もするようになって。そのたびに既婚であることが申し訳なくなり、早く離婚しようと考えるようになりました」

◆徐々に変わっていく大好きな彼

 しかし、付き合ってから3か月ほど経つと、遼太郎さんの態度に変化が見られるように。休日でも会えないことが増え、会えてもホテルで過ごすだけ。セックスが終わればすぐに眠り、早朝にはめぐみさんを置いて出勤。LINEは1日に2~3通ほどになり、電話がかかってくる回数も日に日に減っていきました。

 そんなある日、珍しく彼から「今から会えないか」と連絡が。

「でも、それはお金を貸してくれないかという相談でした。給料日に仕事先で盗難に遭って生活ができないから、17万円ほど貸してくれないか、と」

 間にお金が関わると、よくない。そう思い、迷いましたが、めぐみさんは結局、お金を貸してしまったそう。

「1か月後に返済してほしいことを伝え、借用書を書いてもらいましたが、きっと返ってこないだろうなとは思っていました。当時の私はそれでもいいから、とにかく少しでも彼の助けになりたかった」

◆独身だと思っていた彼は妻子持ち!

 めぐみさんが思った通り、1か月経っても遼太郎さんはお金を返してくれなかったそう。「必ず返すから」という遼太郎さんのことを信じられなくなっていたものの、めぐみさんは彼から離れることができませんでした。

 しかし、ホテルに泊まった、ある夜、めぐみさんは遼太郎さんのスマホを見てみようと思い立ちます。

「普段から『俺はやましいことなんて何もないからスマホはいつでも見ていい』と言っていたので、本当にそうなのか確かめてやろうと思ったんです」

 LINEを開いためぐみさんは自分の名前表示が「橋本さん」に変えられていることに気づき、胸がざわつきました。もしかして……。そう思い、写真フォルダを開くと、そこには妻と子どもに囲まれた笑顔の彼が。

「前に、姉の子どもだと言っていた子が実は彼の子でした。前から怪しいなと思うことはたくさんありましたが、既婚の私に独身だと偽るメリットはないだろうと思っていたし、彼の車に乗って彼宅の駐車場に行くことはよくあったので、驚きました」

◆夫と彼の両方を手放す道を選択

 事実を知っためぐみさんが詰め寄ると、遼太郎さんは「俺も嘘をつくのが辛かった。嫁とはもう少しで別れられるから待ってほしい」と、テンプレのような言葉を言ってきたそう。

「その一件以来、喧嘩が増えて。結局奥さんと別れる気はなさそうだったので、関係を終わらせました」

 同時期、めぐみさんは夫と離婚する決意もしたそう。

「すべて手放したくなりました。こんなずるい私といると夫をもっと不幸にさせてしまうし、私自身もまた同じことを繰り返してしまいそうだから」

 彼と別れ、夫とも離婚しためぐみさんは今、昼と夜の仕事を掛け持ちながら、忙しく働く日々を送っています。

「肉体的には結婚していた頃より辛いですが、精神的には今のほうがずっとラク。もしかしたら、私は恋愛に向いていないのかもしれませんね」

 溝が入った夫婦関係にマッチングアプリが絡むと、多くの人の人生が変わることもある。それに気づかせてくれるめぐみさんの体験は、マッチングアプリの使い方や不倫の怖さを教えてもくれます。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】

愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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