社内恋愛はモメると悲惨。彼氏が美人社員をストーキング、私にもとばっちりが

女子SPA! / 2020年10月12日 15時47分

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 過去の交際について、“あれは失敗だった”という黒歴史になっている人は多いのではないでしょうか。

 中でも、社内恋愛の場合は、周りの人に発覚した場合に、職場コミュニティでの自分の立ち位置にも影響が大きいようです。

◆周囲に気付かれずに社内恋愛

「付き合っている相手を見ればその人がわかる」確かに一理ある説なのですが、逆にそれだけで人を決めつけることはしないで欲しいと、都内の広告会社に勤める吉村沙也加さん(仮名・35歳)は語ってくれました。吉村さんは恋人のやらかしで、とてつもない迷惑をこうむった経験があるのです。

「今は転職して別の会社に勤めているのですが、当時も同じような広告代理店で営業をやっていたんです。その時に、社内のインフラ整備を担当していた制作の同僚とお付き合いをしていました。

 中野(仮名)という男だったんですが、特に周囲に気づかれることもなくて、かなり静かに平穏な付き合いをしていたんですよ。このまま結婚するかな~、でもその前にどっちかが転職した方がいいかな~とか、考え始めた頃でした」

 ある時、その会社に中途採用で営業事務の女性が入ってきました。当時の流行りだったゆるふわ系OLの杉田さん(仮名)。ちょっと甘えたような口調で話すとても可愛い女の子で、社内はにわかに色めき立ったそうです。

◆人気の女性社員にストーカーした男にピンときた

「あざといのか天然なのか微妙なラインでしたけど、田中みな実系だと思います(笑)。私の彼氏である中野も、だいぶ持っていかれてましたね。

 社内用PCのセットアップをやってあげたみたいで『すごぉい、PCわかる人って尊敬します~』とか言われてけっこうデレデレしてるなーと遠目から見て思ってました。でも、仕事は普通にできる子だったし、時間が経てばあんまり気にするような存在じゃなくなりました」

 しばらくはそれまでと同様の平和な日々を送っていた吉村さん。しかし、突然にその日常は崩れ去ります。きっかけは杉田さんから持ち掛けられた相談事でした。なんと、社内の男からストーカー行為をされているというのです。

「社内のメッセンジャーで『デートしよう』から始まり『昨日どこどこいたでしょ』とか『今日はオシャレしてるけど男と会うの?』とかひっきりなしに送られてくると言って泣いていました。その頻度が仕事に支障をきたすレベルだったみたいですね。

 忙しいからと無視してると、罵詈雑言に変わるんだそうです。誰なのか聞いても最初は答えてはくれなかったんですけど『メッセンジャーのログなんてオレならいくらでも操作できる。証拠なんて残ってないし、お前の言うことなんて信用されない』と言われたってひと言でピンときてしまいました」

◆問い詰めると彼から別れ話

 IT関連には無知だった杉田さんは、その言葉を信じてすっかりおびえてしまっていたのです。決して大きくはない会社でそういった類の業務を一手に引き受けていたのはただ一人だけ。吉村さんの彼氏である中野さんでした。

 必ず解決するから相手の名前を教えてというと、ようやく彼女も口を割り、中野さんの仕業であることを明かしたのです。

「信じたくはなかったです。大人しいけど真面目な人で、そんなことをするようにはとても思えなかった。でも、彼を『杉田さんにメッセを送ったりしてるでしょ』と問い詰めたら『彼女のこと好きになっちゃったんだ。ずっと言い出せなくてごめん。別れよう』って言われたんですよ。

 もし、杉田さんから話を聞いてなかったら仕方ないかとすぐに別れたかもしれませんが、彼女が嫌がってるし会社的にも問題だと思ったので、別れをそこでは承諾せずにしばらくの間、彼を見張りながら対処していこうと決めました」

 しかし、杉田さんは別の社員にも相談をしていたのです。その社員は杉田さんにメッセンジャーの画面をスマホで撮影することをアドバイスし、それが証拠となって中野さんの行動が彼の上司や社長も知るところとなりました。

◆釈明しようと私との恋愛をぶちまけた彼氏

「面談というか、彼の方の意見も一応聞いてくれたみたいです。でもその時に彼が自分のやったことを否認して『オレは吉村さんと結婚を前提に付き合っているから、杉田さんに恋愛感情なんてなかった』って言っちゃったんです。

 で、杉田さんにも『中野はこう言ってるけど』って報告があったらしくて……杉田さんがスピーカーになってその日のうちに彼と私の関係が社内全員にバレてしまいました」

 杉田さんからは「付き合ってたなら、なんで早く対処してくれなかったんですか。彼氏だから庇(かば)ったんですか?!」と猛抗議されたそう。そのため、周囲からは『ストーカー男と付き合ってた上に、彼の罪を隠そうとした女』と思われ、吉村さんは中野さんとともに非難を浴びることとなってしまいました。

「あの時、杉田さんに悪いと思いながらも自分の中で整理がつかなくて、動きがにぶったことは事実です。でも、中野さんと付き合っていたことで同罪とされてしまったのは、本音を言えばやっぱりちょっと納得いかないかな~。彼の女としてではなく、それなりに長いこと一緒に働いていた私のことをもっと信じてもらいたかったですね」

 ほどなくして吉村さんは10年以上勤めたその会社を退職したそう。もう二度と社内恋愛はしないと心に決めているそうです。

―恋愛・結婚“私の失敗”―

<文/もちづき千代子 イラスト/ただりえこ>

【もちづき千代子】

フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。

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