ブラック校則「白の下着」が時代にあっていない理由3つ

女子SPA! / 2020年10月29日 15時46分

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白の下着の上に白のトップスを重ねると、シルエットがくっきり

 こんにちは、下着の魔法使いちーちょろすです。

「ブラック校則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?一般社会から見れば明らかにおかしい校則や生徒心得、学校独自ルールなどの総称をいいます。

 この言葉はネット上では定着しつつあり、「ブラック校則を無くそう」という活動も広まってきています。

 現在、下着の啓蒙活動をしている筆者ですが、自分の学生時代は「下着は白」という校則はなかったものの、過去の販売員時代から「真っ白の下着」を探してご来店される方は珍しくなかったので、そういったニーズに触れる機会はありました。

 今回の記事では販売員目線も入れて「なぜ白の下着が時代にあっていないのか」について解説していきます。

◆そもそもどうして白の下着?

 「白の下着じゃないといけない」という校則がどうしてあるのか、私のSNSのフォロワーさんで教師経験のある人に聞いてみました。

 まとめると、

・貧富の差が出ない

・地域の人々に風紀が乱れていると思われない

・痴漢予防

・「学生らしい」から、保護者受けがいい

 とのこと。

◆白の下着は現代では高価

 戦後の日本では白い質素な下着が主流でした。

 カラフルな下着が出てきたのは1950年代後半だといわれています。そこからカラフルなショーツも増えていきますが、それでもまだ白の下着が主流でした。

 当時は白ショーツに比べるとたいそう高価なものだったそうです。さらにカラフルなショーツは不良だとみなされたり親に叱られたりするのにもかかわらず、当時のお嬢さん方はカラフルなショーツをこっそり購入していたそうです。

 そんな訳で、「白なら貧富の差が出ないだろう」というのが当時の学校の言い分だったのかもしれません。

 しかし、現代では白の下着を探すほうが一苦労。ショーツはここ100年で普及していますし、カラフルなショーツを履くことは珍しくもありません。校則では「ワンポイントも入っていてはダメ」という場合もあるので、その場合さらに選択肢は絞られます。

 色にもよりますが、カラフルなアイテムはセールにかかることも多いので先に値段が下がることがあります。珍しいカラーや定番カラーこそ定価の状態が長いので、現代ではむしろ定番カラーの一つである白のほうが高価ではないでしょうか。

◆白のブラジャーを探す苦労

 前述したようにワンポイントも入っていない白の下着だと探すのがとても大変です。さらにブラジャーには細かいサイズがあり、中心サイズであるC70から離れれば離れるほど数もサイズ展開も少なくなってしまいます。

 大きいバストになると価格もさらに高くなるので、経済的にも厳しくなります。

◆白の下着は痴漢予防にはならない

 白の下着が痴漢予防になるという、なんとも根拠の薄い理由も入っていたのですが、こちらは教えてくれたフォロワーさんによれば「白だと透けないから」という意味だそうです。

 しかしここで下着販売員としては、「下着は白のほうが透ける」ということを伝えたい。

 白の下着の上に白のトップスを重ねると、シルエットがくっきり目立つのです。

 逆に濃い色の下着の方が透けにくいのは、下着販売員の中では常識です。

 たとえば同じトップスでも赤の下着なら白よりも透けないのですね。

 以上、もしも「下着が透けるから」というのが痴漢に遭うことを防止する策であれば(防げるという根拠は不明ですが)、逆に生徒を危険にさらしている可能性があります。

◆白は学生「らしい?」

 学生らしく、親受けが良いという内容についても、これだけ文化交流が盛んな現代において、「白=学生らしい」という方程式はそろそろ限界ではないでしょうか。

 たしかに学生服といえば白黒紺。しかし、汚れが目立ち、お洗濯も大変な白いアイテムに苦労したご家庭も多いのではないでしょうか。

 共働きの家庭も増えている中、少しでもお洗濯の負担は減らしたいですし、買い替えには時間、お金もかかります。逆に指定をなくしたり、黒や紺を許可したりする方がむしろ「親受け」は良いのではないでしょうか。

◆校則をタテにした教師からの性暴力も

 SNSでは「#ブラック校則」というハッシュタグで、様々な理不尽や、理由・根拠が現代と噛み合わない校則の実情が発信されています。

 中には教師という立場を理由にした生徒への性暴力もあります。(スカートをめくられて下着を確認された、他の生徒の前で下着について注意された等)

 SNSで簡単に声を上げることができるようになった今だからこそ、そういった「我慢するしかなかった」ことと戦うことができるのかもしれません。

<文、写真/ちーちょろす>

【ちーちょろす】

下着の魔法使い。販売員時代の知識を活かして、下着で自分に魔法をかけるための知識をnoteやTwitter、YouTubeで発信中。特技はサイズを当てること。趣味は下着屋さん巡り

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