コロナを恐れる彼氏にフラれた看護師、ボーナスも減額されヤケ食いに走った結果…
女子SPA! / 2020年11月26日 15時47分

以前から冬場の感染拡大が懸念されていた新型コロナウイルス。
不幸にもそれは現実となり、再び切迫した医療現場で働く人たちは、心身ともに疲弊しきっています。
◆コロナ感染をおそれて恋人が会ってくれなくなり破局
「また感染者が増え始めて、病院全体がピリピリしています。お見舞いは春からずっと禁止されたままですし、外来診察の付き添いの人数も一度解除されましたが今はまた1人までに制限しています。
その告知のための新たな貼り紙や立て看板もあちこちにあって、1~2か月前より物々しい雰囲気になっているんです」
そう話すのは、新型コロナの指定医療機関になっている病院に勤める看護師の谷村遥さん(仮名・29歳)。感染者と接する部署ではないですが、プライベートでも不特定多数の人が訪れる場所への立ち入りを極力控えるようにお達しが病院からも出ているとか。
「仕事終わりや休日に友達とご飯を食べたり、カラオケに行くこともできず、今はオフもぼっち生活です。気晴らしを兼ねてGo ToトラベルやGo To Eatで旅行や食事に出かけたかったけど、もし自分が感染すれば病院や患者さんに迷惑をかけてしまうし、そう思うと怖くてとても利用できません」
それでも一緒に過ごす恋人がいればまだよかったですが、今年6月に一方的に別れを告げられて破局。相手にはすごく神経質な一面があったらしく、コロナ感染を恐れてか「しばらく会わないほうがいい」と言われていたそうです。
「最初は私の仕事を気遣ってくれているように思いましたが、直接会えないならせめてオンラインで話をしようと言ってもあれこれ理由をつけられて断られていたんです。
当時は現場でも今以上にコロナについてわからないことだらけで、今よりも仕事のストレスを感じていました。ただでさえ患者さんの命を預かる仕事だし、オフの時くらい彼氏と会えなくても話をしたいって思うのは当然じゃないですか。だから、自分が避けられているとわかったときは本当にショックでした」
しかも、相手の男性は彼女と別れた後、すぐにほかの女性と付き合い始めたことを共通の知人から聞かされます。
◆仕事は前より忙しいのにボーナスはダウン
「今となっては確認することはできませんし、どうでもいいことですが、私と天秤にかけてもう1人の女性を選んだのかなって。
支えろとまでは言いませんが、こっちはコロナのせいで大変な思いをしながら働いていましたし、せめて寄り添ってもらいたかったという気持ちはあります。彼氏の本質を見抜けなかった自分にも責任があるかもしれませんが、こんなのってあんまりですよ」
ちなみにちょうどこの時期、夏のボーナスが振り込まれたそうですが、昨夏と比べて約25%の減額。
民間企業は軒並み減額とはいえ、感染リスクの中でがんばる医療従事者までボーナスカットされるとは、あまりに酷です。
「外来患者が減って業績ダウンしたという事情はわかりますが、仕事量が減ったわけじゃないですし、むしろ忙しくなっているくらい。冬のボーナスも減額確定みたいですし、お金のためだけに働いているわけじゃないとはいえ、仕事のモチベーションを保つのも大変です」
◆食べることでしかストレス発散ができず激太りの危機
気分転換で飲みや遊びに行くこともできないため、つい自宅で暴飲暴食してしまうように。その結果、わずか2か月で体重が5キロも太ってしまったそうです。
「支給品の制服がピチピチになってしまい、ワンサイズ上のものに替えてもらいました(苦笑)。このままじゃいけないのですが、今の状態だと食べる以外にストレスを発散する方法がなくて……」
例年なら年明けに遅めの正月休みを取って実家に戻っていましたが、感染リスクを避けるために帰省はあきらめる予定。もう1年近く家族とは会えていないといいます。
「父親は糖尿病を持っているし、同居する祖父母も高齢なので。久々に実家で羽根を延ばしたいけど、職場でも禁止ではないですが年末年始の帰省や旅行は自粛って空気があるし、私だけというわけにもいかないので。家に居てもやることがないからまた食っちゃ寝が続きそうですけど」
まさにストレスの持っていき場がない谷村さん。世界中で、看護師の疲弊が問題になっていますが、なにか打つ手はないものでしょうか…。
―私のドン底記―
<文/トシタカマサ イラスト/カツオ>
【トシタカマサ】
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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