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酒びたり、借金…父親に似た“ダメ男”を好きになる女性。一体なぜ?

女子SPA! / 2021年3月29日 8時47分

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※写真はイメージです(以下同)

◆ダメ男に惹かれる女性、その理由は?

 こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。

 ダメ男と9年交際し、その間に浮気を3回され、自分名義の借金まで作られていた聡子さん(仮名)。前回記事ではダメ男の元カレ・敏行さん(仮名)と別れるまでのエピソードを聞きました。なぜダメ男に惹かれやすいのか、理由を聞くと「父親かな」というコメントが返ってきます。話を聞くと、聡子さんの父親も金と酒にだらしない“ダメ男”だったのです。

◆元カレと父親、ダメ男の共通点

 父親である大地さん(仮名)は元々地元で事業をしていましたが、聡子さんが10代の頃に借金を抱えて会社が倒産。その後工場で働くも、両親の仲が悪くなり、聡子さんが20歳の時に離婚をしました。

「凄く調子がよくて明るくて、大勢で飲めば輪の中心にいるような父親でした。そういう部分が元カレに似ていたんです。でも、ダメ男のスケールが違いましたね。離婚後、父親と祖母の3人での生活が始まり、父の金と酒の問題がはっきりと見えてきました」

 大地さんの問題が分かったのは、祖母が介護施設に入った時でした。てっきり祖母の年金から施設の料金を払っていると思っていたら、なんと全額使い込んでいたのです。

「年金だけではありません。父は数年前に土地を売っていて、その時のお金があると思っていました。ところが気が大きくなったのか、土地を売ったお金は人におごったり飲み代として使っていたりで、手元に一銭も残っていなかったんです。その上借金まで作っていたんです!」

 結局大地さんは借金まみれ、生活保護を受けることもできない状況でした。さらに金銭面だけでなく、アルコール依存症で聡子さんを悩ませることに……。

◆カネ問題だけじゃない。アルコール依存症でもあった父親

「昔から、父親は昼からお酒を飲んでいました。あの頃からアル中気味だったと今ではわかりますが、当時はそれが当たり前で、おかしさに気づけませんでした」

 大地さんは晩年、時間があるとひたすら酒を飲み、トラブルを起こすことが多々あったそうです。飲酒運転をし、事故を起こしたことも複数回あったとか。

「運転をさせない為に車のキーを隠したり、警察に『父親が飲酒運転するので逮捕してくれ』と頼んだこともあります。行政からも、父親はアルコール依存症だから病院に行って下さいと連絡が来たこともありました。

 でも、お金もないし父も全く従わず、私には何もできませんでした。結局食道の静脈が破裂し入院したものの、入院費が払えず退院。数年前の冬に、お酒を飲んだ翌日に亡くなりました」

 大地さんの死因はアルコール摂取によるもの。医者からは次飲んだら死にますと止められていたにも関わらず、知人にすすめられるまま酒を飲んでのことでした。

「父が亡くなったとき、正直『やっと終わった』と思いました。亡くなる半年前に祖母も亡くなったのですが、当時は金と酒の問題に加えて、介護もしなければならず、とにかく大変でした。祖母は大好きだけど介護もなくなり父もいなくなって、やっと自分の人生を歩けるって思えた自分がいましたね」

◆娘はなぜ父に似た人を好きになる?

 とにかく酒と金にだらしなかった大地さんですが、なぜ聡子さんの恋愛に影響を与えているのかを聞くと、元カレの敏行さんが父そっくりだったというのです。

「父も元カレも、表向きは明るく社交的で友達がとても多いんですが、反面子どもっぽく、人が困っていると無下にできないところがそっくりなんです。あと、一人になった時は雰囲気がガラッと変わるところも似ていました」

 敏行さんと付き合っている時に、父親の影を求めていたつもりはなかった聡子さん。しかし振り返れば、父親と同じような人を好きになり、そして最後まで面倒を見ようとしていました。

 両親との幼少期の関係は、恋愛に大きな影響を与えると言われています。具体的には、無償の愛や安心感を感じる愛着形成を小さい頃に学べず育った子どもは、大人になっても愛情形成に問題を抱える傾向があります。問題として起きがちなことの1つが、父親と同じような人を恋愛対象として選び、満たされなかった愛情を追い求めることです。

 聡子さんのケースも、もしかしたら小さい頃の経験が関係しているかもしれません。

◆『聡子なんて生むんじゃなかった』と言われ…

 両親との幼少期の関係が恋愛に大きな影響を与えるのは、父親に限ったことではありません。むしろ母親である場合が多いです。

 聡子さんは20歳の時に両親が離婚をしていますが、母親と関係が良くない状況が長年続いていたそうです。

「母親からは気づいた時から好かれていませんでした。相性もあると思いますが、原因の1つとして、私がおばあちゃん子だったこともあります。祖母と同居していたこともあって、寝るのも遊ぶのもおばあちゃんだったので、母からしたら面白くなかったでしょうね」

 両親が離婚する際、一度は母親について行った聡子さん。しかし喧嘩が絶えず、すぐに祖母と父の元に戻りました。

「その後、母親が『聡子なんて生むんじゃなかった』と言っていたことを知りました。悲しかったと同時にキレてしまい、それ以降母とは会っていません」

◆祖母と母の間で板挟みだった

 母親との関係は仕方ないと話す聡子さんですが、今も母娘が仲良しな親子を見ると、凄く羨ましく思うときがあるといいます。母親との相性もあるとはいえ、小さい頃から祖母と母親2人の間でバランスを取らなくてはいけなかった聡子さんに、なんともいえない不安定さを感じたりもしました。

 祖母と父を立て続けに亡くした聡子さん。父親の死後は突然発覚した借金の対応に追われ、昨年ようやく遺産相続に関連する手続きが終わったそうです。

 現在はお見合いサイトとマッチングアプリに登録し、新たな出会いを探し始めています。コロナ禍となり働き方にも変化が見えてきたようで、公私に渡り、新たな道を進み始めています。

【前回記事】浮気3回に借金が数百万…超ダメ男と9年も付き合っちゃったワケ

<取材・文/おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518

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