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自称Aカップの地味な30代が、スタイル美人になって結婚。一体何が?

女子SPA! / 2021年9月15日 8時47分

写真

写真はイメージです(以下同じ)

 こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。

 私のところへ相談に来られる方の中には、まともな恋愛経験がないという女性も多いです。愛子さん(仮名、32歳・IT関係)もそんな方でした。

 人生の中で毎日お化粧していたのは就職活動期間ぐらいだったそうです。髪の毛はいつもドライヤーを使わず自然乾燥のため“うねって”おり、服装の趣味も20代で止まっていて、悪い意味で年齢不詳の幼いおばさんでした。結婚相談所に登録したものの婚活がうまくいかずに、相談にいらっしゃったのです。

◆いつも背中を丸めて、バストの位置も下すぎる女性

 写真の撮りなおしも必要だけれど、写真だけキレイで会ったら手抜きでは次につながりません。「いい女」以前の「普通の30代女性」を目指し、メイクや髪のブローも習ってもらいました。服はデートで着られる服がほとんどなかったため買い足すものが多く、ZARAやUNIQLOなどのファストファッションも活用して普通の年相応女性になるべく一緒に買い物に行きました。

 ぶかぶかかふんわりしたシルエットから少し体の線がでるような服を試しに試着してもらって試着室から大人女性が出てくることを期待したのに、出てきたのは背中の丸いもっさりした幼いおばさんでした。よく見るとデコルテからだいぶ下におっぱいがあり、位置が低すぎることに気づきました。

 愛子さんはまだ30代前半で若いし、太ってもいないのに、一体なぜこんなことに。

「愛子さんってブラジャーのカップいくつですか?」

「貧乳なんですよね。Aカップです」

「ブラジャー合ってないと思いますよ。愛子さんならCぐらいあると思う」

「え! そんな巨乳じゃないと思いますけど」

 これはもしや……と思って聞いてみます。

「バストのサイズを採寸したことありますか?」

「採寸したこと、ないです」

◆「貧乳だからAカップ」と思い込んでいた

 それから私たちはブラジャーを買いに行ったのでした。道すがら聞くと、愛子さんは学生時代とずっと同じサイズのブラを購入しているそうです。「体重も身長も大きく変わっていない」という理由ですが、それでも体型は変わっているはず。

 下着屋さんできちんと採寸してもらい、サイズに合うブラジャーを試着すると試着室の中から

「すごい! 谷間あります!」

 と、歓声が聞こえてきました。

 ちゃんと採寸したところ、愛子さんはCカップでした。「Cカップなんて他人事で、ものすごくグラマーな人のサイズだと思っていた」そうです。

◆今のCカップは“巨乳”じゃない

 毎回採寸する人からすれば信じられないような話ですが、じつは愛子さんのようにブラを採寸したことがないという女性は珍しくありません。株式会社ワコールが20~40代女性100人対象に行った調査では、ブラ着用者の半数近い41.7%が試着なしでブラを購入していました。さらに、サイズの合っていないブラを着けている女性は53.1%もいたそうです。

 愛子さんは、お母さんと初めて買ったブラジャーと同じサイズをリピート購入していました。母親と選んだブラがなぜAカップだったのか――愛子さんの親世代は、半分以上の女性が“Aカップ”だったのです。

 トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社が自社のブラジャー年間売上データから算出「下着白書2019」によると、1980年は58.6%がAカップでCカップは11.7%しかいない。ところが2018年はAカップが2.1%だけ。Bカップ17.9%、Cカップ26.9%、Dカップ26.3%です。C~Dカップを合わせると53.2%と過半数になり、このぐらいのサイズが中央値。

 30年前はCカップが“巨乳”でも、今のCカップはごくありふれたサイズなのです。

◆バストはS・M・Lで測れるものじゃない

 愛子さんのみならず、最近ますます採寸しないでブラジャーを購入している人が増えました。

 2017年にUNIQLOは佐々木希を起用したブラジャーのCMを打ちました。当時のサイズ展開はC70のようなカップとアンダーを組み合わせたサイズではなく、XS・S・M・L・XLでした。(今はCD65/70のようなもう少し細かいサイズ刻みのものもあります)

 さらに「楽だから」とカップ付きキャミソール派も増えてきたのです。

 コロナの影響で在宅時間が増えて下着に対する意識も変わったでしょう。2021年1月3~5日にワコールが20~40代女性700人を対象に行ったブラジャーに関する調査によると、おうち時間の長期化により「バストへの美意識が下がった・とても下がった」と回答した女性は全体の71.6%にのぼります。また着用時間の変化については、約3人に1人(29.1%)が「ワイヤーブラジャーをつける時間が減った」ようです。

「いざ相手ができたらおしゃれしよう」と思っていると、そんな相手に出会うことすらできなくなります。

◆下着を変えたらスタイルも姿勢も別人に

 愛子さんに話を戻します。洗い替えも含めて下着を購入しました。サイズの合った下着を着けるだけで同じ服でもバストの位置が上がって、今までと全く違う、スタイルの良い大人の女性に見えるようになったのです。

 写真も撮りなおし、お見合いの承諾率も申込数もぐっと上がりました。

 職場でも、同僚からの対応が変わったそうです。愛子さんはもともと男性が多いIT企業に勤務していました。

「出張に行った同僚のお土産のグレードが上がり、高級ワインやおしゃれなお菓子に変わりました。他に、ドアを開けてくれるなど親切にされることが増えたんです」

 その結果、なんと愛子さんは新卒からずっと一緒に働いている会社の同僚とお付き合いが始まり、結婚することになったのです。

◆出会いがないのではなく「女」扱いされていないだけ

「出会いがない。会社にはいい男がいないと思っていましたけど、振り返ったらひどい女でした。私が女にカウントされていなかったんですね。

 あれから下着は毎回採寸して買うようになりました。前はサイズも適当だし、ブラジャーを洗濯機で普通コースで洗っていましたが、ちゃんと手洗いするようになりました」

 職場でどんどんキレイになっていく愛子さんはおそらく注目の的だったのでしょう。

 ドキッとした方、下着を確認してみてください。男性に興味を持ってもらいたいと思いながら、自分の体に興味を持っていないようではだめですよ。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<取材・文/菊乃>

【菊乃】

恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

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