1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

『おかえりモネ』で注目の蒔田彩珠、声優に初挑戦。「お芝居は天職」

女子SPA! / 2021年10月24日 8時46分

写真

蒔田彩珠さん

 連続テレビ小説『おかえりモネ』での好演で高い注目を浴びた蒔田彩珠さんが、主人公の声を務めた劇場アニメーション『神在月のこども』が公開中です。

 母を亡くしたことがきっかけで、大好きだった走ることが嫌いになった12歳の少女カンナが、神の使いの白いうさぎに導かれ、島根県出雲に行けば亡き母に再会できると信じて、旅に出ます。

 カンナと同じく、「負けず嫌いで走ることが好き」という蒔田さんに、演じることへの思いを聞きました。

◆アフレコは、想像していた何倍も難しかった

――アニメ映画初挑戦でしたが、アフレコは難しかったですか?

蒔田彩珠さん(以下、蒔田)「絵の表情に合わせて声だけで表現していかなければいけなかったので、初めてのことで最初は苦戦しました。想像していた何倍も難しかったですね。12歳の女の子にどう近づけるかも頑張りました」

――カンナは単純な子どもっぽい高い声とも違いますね。

蒔田「そうなんです。抱えているものがあって、ただ高く明るくすればいいわけではないので、監督さんたちと調整していきました」

◆俳優業を天職だと感じるとき

――カンナの最後まで諦めない姿が胸を打ちます。ご自身と似ている部分はありますか?

蒔田「負けず嫌いなところは似てるかなと思います。走ることも好きです。小学校のときは、毎年リレーの選手をしていました。ただ、5年生のとき、選手を決める日にお仕事で休んでしまって、その年だけリレーに出られなかったんです。すごく悔しかったです」

――確かに負けず嫌いなようですね(笑)。カンナは大好きだった「走ること」への思いを見失う時間がありますが、蒔田さんは「演じること」への思いに迷った瞬間はありますか?

蒔田「迷ったとか、辞めたいなと思ったことは今までに一度もないです。逆にお芝居をしていてすごく楽しい瞬間があって、そういうときには天職だと感じます。泣くお芝居はあまり得意じゃないんですけど、たまに自分じゃなくなる瞬間があって、すごく涙が出てくるときがあります。そうしたときにすごく楽しみを感じます」

◆カットがかかって役が抜けない

――役と一体になった感覚がある?

蒔田「よくあります。それを感じたときが一番嬉しいです」

――お芝居をする際に、客観的な、俯瞰で見ている自分がいるという役者さんもいますが。

蒔田「私はそうしたとき、自分はいないです。完全にその人になっています」

――そうなんですね。気持ちを引きずったりしませんか?

蒔田「します。カットがかかっても余計に泣けてきちゃったり。でも家まで引きずることはないですし、『オールアップです!』という声を聞いたとき、『終わった~!』と、役が抜けます」

◆憧れは山口智子さん

――これまでお仕事されてきたなかで、特に憧れを抱いた先輩はいますか?

蒔田「10歳のときに出たドラマ『ゴーイング マイ ホーム』で、山口智子さんがお母さん役でした。優しくて面白くて、監督さんだけじゃなく、周りのスタッフさんや、共演者の方々、全員に気配りされていて、その姿を見て、こんな素敵な人になりたいなと。そうなれるように、私もこのお仕事をずっと続けていきたいなと思いました」

――お芝居だけでなく、人としての姿が素敵だったんですね。

蒔田「お芝居はもちろんですが、朝から晩までずっと撮影をしていると、どうしてもみんな疲れてくるんです。でも山口さんの明るさと笑顔と優しさで、現場が明るくなりました。誰にでも面白く絡んでくださって、私のお母さんにも話しかけてくれていました。本当に気さくで素敵な方で憧れています」

◆朝ドラで磨かれたこと

――『ゴーイング マイ ホーム』からちょうど10年目に出演した朝ドラ『おかえりモネ』では、蒔田さんも大変な注目を集めました。自分自身で成長、変化したなと感じるところはありますか?

蒔田「長い撮影期間で、撮影の順番も前後することが多かったので、それに適応できるようになりました。そうした柔軟さが磨かれたかなと思います」

――蒔田さんの出演作は、命に向き合うものが多いです。オールアップすれば役が抜けるとのことですが、それでも大変な気がします。

蒔田「そうですね。現場ではすごく引きずるし入り込みますが、撮影が終わればちゃんと自分に戻るようにしていますし、いろんなことに向き合えて、自分の糧になっていると思います」

◆読者へのメッセージ

――ありがとうございます。最後にひと言お願いします。

蒔田「カンナは小学生でお母さんを亡くして、走ることに挑戦できなくなりました。周りの人にも心配をかけたくなくて。でも出雲へ向かう旅での出会いを通じて、また走ることを決意します。その強い姿を見て、勇気を受け取ってもらえたらと思います」

(C) 2021 映画「神在月のこども」製作御縁会

<撮影・文/望月ふみ>

【望月ふみ】

70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング