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生理前の凄まじいイライラに苦しむ女性に、同僚男性がかけた言葉が尊い|映画『夜明けのすべて』

女子SPA! / 2024年2月15日 8時46分

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 瀬尾まいこの同名小説を映画化した『夜明けのすべて』が、2024年2月9日より劇場上映中だ。公開直後から絶賛の声が続々と挙がり、現在Filmarksと映画.comでは5点満点中4.2点のスコアを記録している。

 目玉となるのはNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦を演じた松村北斗と上白石萌音のW主演。また、松村北斗は『すずめの戸締まり』で、上白石萌音は『君の名は。』での声の出演もあって、それらの監督である新海誠が称賛コメントをX(旧Twitter)に投稿している。

 重要なのは、同僚である主人公の2人が「恋愛関係にはならない」こと。そして、「お互いの問題を理解しようとアプローチをして」「絶妙な距離感で助け合う」物語であることだろう。

 また、本作は映画館で観ることを強くおすすめする。細やかな演出が冴え渡っており、16mmフィルムで撮られた美しい画、原作とは異なる「舞台装置」は劇場のスクリーンとの相性も抜群で、「浸る」ように観てほしいからだ。さらなる魅力を記していこう。

◆上白石萌音が「想像」でも向き合ったPMSの症状

 上白石萌音演じる「藤沢さん」は、PMS(月経前症候群)を抱えている。イライラが抑えられず、突如として激昂してしまう症状のため、前の職場での退職を余儀なくされていたのだ。

 その「どうしようもない」症状の苦しさが、上白石萌音の必死の表情で伝わる。普段の彼女は周りへの気配りが人一倍できる、どこにでもいる普通の女性に見えるからこそ、症状が出た時のギャップがより切実に感じられるだろう。

 上白石萌音は演技で怒っている最中よりも、「その後」のほうがつらくなったそうだ。その理由は、「お芝居でもこんなに苦しいんだから、実際にPMSの症状がある人たちはもっとつらいんだよなと痛感した」から。その「想像」も含めて誠実に役に向きあった姿を、見届けてほしい。

◆松村北斗の医療監修も踏まえたパニック障害の演技

 もうひとりの主人公、転職してきたばかりの松村北斗演じる「山添くん」は、パニック障害を抱えている。表面上では無気力かつドライで時に不遜に思えるものの、それだけでない繊細さも見えてくる。彼もまた症状そのものに苦しむだけでなく、いくつかの事柄を「あきらめて」いたことが次第にわかっていくのだ。

 その松村北斗のパニック障害の演技も、真に迫っているという言葉では足りない。実際に、演技であっても過換気症候群になってしまう危険性があるそうで、現場では練習から本番まで医療監修の先生が近くにいたという。

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