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美人ママ軍団にパシリにされた人生最悪の花見。最後は震えるヒドい目に…/びっくり体験人気記事

女子SPA! / 2024年4月5日 8時47分

 動きっぱなしの斉藤さんをよそに、座りっぱなしのママ友軍団は気づけばみんなそこそこの酔っ払いに。そんななか、その日最悪の出来事が……。

◆服をビショビショに汚されて震える

「Bさんの息子くんが『おしっこー!』と言い出しBさんがトイレに連れて行こうとしたのですが、かなり飲んでいたので立ち上がりながらよろめいちゃってて。するとみんなが『危ないよ~』『ただでさえねん挫してるのに!』などと言い出して、やはり私が連れて行くハメになったんです」

 花見シーズンの公園のトイレは長蛇の列。うんざりしながら並んでいたところ、Bさんの息子がついに限界に。「もれる!」と騒ぎ出したとか。

「順番はまだまだだし、こうなったらもう、申し訳ないけど野ションさせるしかありません。Bさんの息子くんを抱えて、公園の出口付近の茂みまで必死でダッシュしました。が、もう少しのところでお腹付近がジワ~ッと生温かくなって……。そう、盛大におもらしされてしまったんです」

 びしょ濡れで戻った斉藤さんを見て、さすがにBさんは謝罪を連発。

「子どもの粗相(そそう)を責めるわけにもいかないので『気にしないで』と返しましたが、内心ははらわたが煮えくり返ってましたね。なんで人をこき使って好き放題飲んでたヤツのフォローをしてこんな目に……と。Bさんの息子くんは着替えてまた楽しく遊んでいましたが、私は着替えなどなく濡れタオルでおしっこを拭き取ったので、さらにビショビショ。その日は花冷えで風も強めだったので、体が芯まで冷え切ってしまいました」

 早めに切り上げたものの寒気がおさまらず、その夜発熱してしまったという斉藤さん。

「本当に人生最悪の花見でした。自分で言うのもなんですが私はもの静かでニコニコしているので、使えそうだと目をつけられたんでしょうね。パシリ要員として誘われただけなのに、喜んでのこのこ出向いた自分が情けないです……」

 その後も何度かお誘いがあったそうですが、「もう二度とママ軍団の誘いには乗らない」と心に決め適当な理由をつけて断り続けたら、ターゲットが別に移ったとか。上位カーストママ軍団のしたたかさ、恐るべしです。

―シリーズ「春のトホホ」体験談―

<文/鈴木うみこ イラスト/やましたともこ>

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