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「同じ分譲地内で不倫」「住宅ローン審査前に夫の借金発覚」実際にあった住宅購入時の悲劇を業界のベテランに聞いた

女子SPA! / 2024年4月15日 8時45分

「住宅ローンの内訳で揉めたケースです。過去にとある工務店の営業さんから相談を受けたケースでは、妻側の親御さんが着手金の500万円を出し、残りの2500万円を夫が単独で住宅ローンを借入れることになりました。ただ、所有権の割合が問題になったんです。事前に話し合う中で、マイホームの『500万円分は私の持ち分』と妻からは言いづらかったらしく、どうやら内情はギスギスしていたようでした。

 すでにマイホームは完成して、不動産の決済のために銀行へ向かう車内で『うちの父が500万円分を出したから、その持ち分はちょうだいよ』と妻が言ったところ、夫も『今さら何を主張しているんだ。そもそも、お前のオヤジが嫌いだったんだ!』と激怒し、離婚にまで発展してしまったそうです。本音を言えば、揉めそうなら事前に相談してほしかったなと…その営業マンも苦笑いしてました」

◆夫から「2人で会える?」と電話が来た理由は?

 住宅ローンの審査には「事前審査」と「本審査」があります。事前審査の通過後に、必要であれば土地を購入して、建築がスタート。その後、本審査を通過できれば住宅ローンを正式に借り入れられます。

 この審査中にも、マイホームを背景にした“ドロドロ”エピソードが。妻の預かり知らぬ夫の借金がバレる、ヒヤッとするケースも……。

「事前審査の話が出たあたりで、夫から営業マンに『2人で会える?』と電話がかかってくるケースは、けっこう多いんです。理由は、妻に内緒の借金があるから。日本中にいる工務店の営業マンで、経験したことのない人間はおそらくいないと思います。中には『住宅ローンで消費者金融の借金を借り換えれない?』と、とんでもない相談をしてくる人もいて(苦笑)。営業マンも『親御さんからお金を借りて、どうにか完済できませんか』と言うぐらいしか、フォローできないのが悩ましいです」

◆ローンが通る前にやってはいけないこと

 ただ、このエピソードは事前審査前だったのでまだセーフ。最悪なのは、「建設後、本審査の結果が出る前の“うっかりした”行為が理由でローンが通らないケース」だと、乃村さんはいいます。

「マイホームの着工から建設までは、長くて半年ほどです。その間に本審査があるのですが、ローンが通るまでにケータイ代金を滞納してしまった、新たなクレジットカードを作ってしまった、ローンで家電や車を買ってしまったなどの行為で審査に落ちてしまう人は意外と少なくないんです。

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