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50歳が「ひとり旅適齢期」なワケ。女性ひとり旅が似合う土地ナンバーワンは?

女子SPA! / 2024年4月16日 15時45分

 なんだか格式高いしハードルも高い、と私などは怯(ひる)んでしまいますが、50歳という成熟した年齢だからこそ、歴史も由緒もある古伊万里が馴染むような気もします。たとえ買う目的がなくとも、京都という特別感あふれる土地で骨董品に魅入られる、というシチュエーションそのものに酔いしれてしまうのです。

 出会いは人だけではなく、物も同じ。なんとなく入ったお店で古伊万里の器にひと目惚れしてしまったら、とてもロマンチックではありませんか。

 山脇さんにも新しい出会いがありました。竹の箸です。「箸でここまで違うのか? と思うくらい、なんでもおいしくなりましてね」と古伊万里のお店のご主人に聞き、俄然興味がわいたのです。さっそくご主人からおしえてもらった竹屋さん、「竹松」へと急ぎました。

 古伊万里は買わず(買えず)、目と心で堪能し尽くし、お店を後にしましたが、ご主人のあたたかい接客とおもてなしは、間違いなく「ごきげん玉」の貯金になったことでしょう。竹の箸も、今では繰り返し使うほどの愛用品になったそうです。

◆宿泊して、奈良まで足を延ばす

 ひとり旅だからこそこだわりたいのが宿泊先。旅の拠点となりますから選び方も重要です。本書のオススメが「地下鉄でいうと烏丸御池駅、丸太町駅あたり」。

 なぜなら「地下鉄はもちろんのこと、バスに乗るにも便利だから」。ついでに新しくてリーズナブルなホテルも多いのだとか。

 烏丸線に乗り、京都駅を越えて竹田駅に行くと近鉄線につながります。ここから宇治や奈良にも行けますから、一度で二度おいしいひとり旅になるのです。

 ほんの数日の予定でも、京都市内だけではなく宇治の平等院鳳凰堂や、奈良の東大寺大仏殿まで観光できそうです。マイペースに行き来できるのが、ひとり旅のよさでもありますよね。

◆芸術にふれる、金沢

 2015年に東京から新幹線が開通した時、遠く憧れの地だった金沢が身近になりました。山崎さんは、その時に行った母とのふたり旅をなぞるひとり旅に。

 まず訪れたのは「金沢21世紀美術館」。東京をはじめ主要都市でも美術館はありますが、ひとり旅がプラスされると美や学びの浸透率が違ってくると思いませんか。

 このときは特別展「フェミニズムズ FEMINISM」が開催されていたそうですが、「多様性を認めようとすれば絶対に避けて通れないテーマ」です。他民族とかLGBTQだけではなく、女性の生き方にも多様性が求められる時代。ひとり旅でこのテーマに巡り合うあたり、運命的なものを感じるのは私だけでしょうか。

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