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西野七瀬と結婚した山田裕貴の「熱愛報道の直後の“発言”」がシビれる理由

女子SPA! / 2024年4月26日 15時46分

 西野は2018年に乃木坂46を卒業することを発表。そういえば、この年、山田は中日ドラゴンズ対ヤクルトスワローズ戦の始球式に登場して、元広島カープ選手だった父・山田和利の面影が自然と重なりながら投球していた姿が清々しいものだった。あれで山田に惚れ込んだ人は多かったんじゃないか。

 交際が発覚したのが、2023年7月のこと。メディアがこぞって騒いだけど、ここでも山田は冷静だった。7月11日放送の『オールナイトニッポン』でのこの一言。「ただ一つ僕が言えることは、両者温かくそっと見守ってくれると嬉しいです。本当にこれに尽きます」と。やっぱシビれるなぁ。

◆「山田裕貴さんに人生賭けます!」

 西野との交際を応援しつつ、とことん惚れ込んでやろう強化週間に入った筆者だったが、交際発覚直前にちょうど放送が終了したのドラマ作品に思いを馳せた。

 赤楚衛二とバディを組む共演作『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS、2023年、以下、『ペンディングトレイン』)だ。

 本作は山田にとっては民放ゴールデンプライム帯連ドラ初主演作だった。すでに目覚ましい彼のキャリアを考えれば、意外過ぎた。というか、ちょっと拍子抜け(?)。きっと制作背景にも並々ならないものがあるのだろうと、同作最終話を前に脚本を担当した金子ありさに筆者はインタビューした。

 すると金子の口から飛び出したのは、「山田裕貴さんに人生賭けます!」と語気を強める一言だった。それ以上でも以下でもない。『着飾る恋には理由があって』(TBS、2021年)など数々の名作を送り出す重鎮脚本家からこんなパンチラインが繰り出されるなんて。

◆然るべき山田物語

 ファンだけでなく制作サイドまでが、こうもがっちり魅了されてしまうだけの人なのだ。金子へのインタビュー時にじんわりきたものが、交際報道、そして結婚発表を経た今、改めて振り返れば、さらにじわりとくる。

 金子の代表作『恋はつづくよどこまでも』(TBS、2020年)にちなんで、(山田裕貴への)恋はつづくよどこまでも……と注釈を入れたくもなる。

 あるいは、映画脚本デビュー作『電車男』(2005年)の主演俳優の名字が「山田」(山田孝之)であり、『ペンディングトレイン』もまた電車が主要モチーフだったことから自由な連想がつながる。

 然るべき山田物語がつむがれ、語られ続ける。ひとつの作品の枠を超え、ひとりの俳優がこういう豊かな類似(連想)を可能にしてくれる。シビれる。山田裕貴、次はどうやってシビれさせてくれる?

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」他寄稿中。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。Twitter:@1895cu

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