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「天丼てんや」のちょい飲みで“やけに気分が高まる”理由。80円の天ぷらに「大人になったな」とたそがれる

女子SPA! / 2024年5月12日 15時45分

 れんこんはサクッとした衣の食感に加え、れんこん自体のより強いサクッとした食感が面白い。2種類のサクッを楽しめるユニークな天ぷらである。また、いんげんはそこまで好きな野菜ではなかったが、独特の臭みはなく、苦みも程よく大人の味わい。いんげんの天ぷらをビールで流し込んでいる自分の姿を俯瞰して、「大人になったな」とたそがれた。

◆“チーズ天”は「チーズハットグ」顔負けの伸び

“映え”になるのかどうかはわからないが、「モッツァレラチーズ天」は韓国グルメ「チーズハットグ」顔負けの伸びを見せてくれた。

 弾力は予想通りかなり強く、天ぷらでは味わえない真新しい食べ応え。味はモッツァレラチーズ特有の臭みはなく、チーズが苦手な人でも食べられそう。裏を返せば、味はそこまで主張していない。タレを大量につけて食べるとジャンク感が出て美味しかった。

◆お子さんには難易度が高めの小鉢

 また、“和食と言えば小鉢”ということで、菜の花とイタヤ貝にからし酢味噌をかけた「春小鉢」も注文した。

 からし酢味噌は初対面で、どういう味をしているのか不安だったが、とにかくからしが効いている。鼻にツンと来る。お酒との相性は良いが、コーラでは美味しくいただける自信はない。酢や味噌の酸味や甘味も感じる広がりのある味ではあるが、子どもには難易度が高い小鉢かもしれない。

◆てんやの日本酒に対する“不満”

 ちなみに、各メニューを半分ほど食べたタイミングで、モジモジしながら追加で「日本酒」(420円)をオーダー。運ばれてきたのは熱燗、冷酒、どちらにも属さないぬるい日本酒。中途半端な温度だったことは残念。とはいえ、天ぷらや小鉢は日本酒と相性が良く、一緒に口に運んだ時はビールとはまた違った美味しさを見せてくれた。

 ただ、日本酒を頼んだタイミングがあまりに遅く、メニューは食べ終わっているにもかかわらず、そこそこ日本酒が残っているという悲しい状況。新しいメニューを頼むにも天ぷらがあがるまでの時間をネックに感じて、仕方なくタレにつけた大根おろしをアテに日本酒を飲んだ。それでも十分美味しかった。

 天ぷらや日本酒をいただいても会計は2000円を下回ったため、かなりコスパが良かったと思う。和食でちょい飲みしたい時の選択肢として「てんや」はかなり重宝できる。

<写真・文/望月悠木>

【望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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