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「生きた心地がしなかった」21歳女子大生が夜の街・祇園に飛び込んで知った“知らなくていいこと”

女子SPA! / 2024年5月17日 15時47分

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世の中、表があれば裏もある。光があれば、影もある。

井上ゆきさん(仮名・40歳)の職場にいるアルバイトの大学生、由里子さん(仮名)は、就職が決まり、卒業までに旅行のお金を貯めようとアルバイトを掛け持ちしているのだそう。

「彼女はわたしの職場と掛け持ちで、夜の街、祇園でアルバイトしているそうなのですが、そこで聞く話がなかなか壮絶でビックリしてしまいます」

◆夜職一筋な環境に飛び込んだ大学生

由里子さんが働いているのは、スナック。

キャバクラなど時給が高くて厳しそうなところは少し怖いので、夜の仕事にしては時給が低めのところに恐る恐る入ったのだそう。

入店した店には、大学生スタッフはおらず、周りの女性はみんな夜の街の仕事を専門にして働いている人ばかり。

大学生が珍しいのか周りの人はみな優しくしてくれましたが、身の上話を聞いているといろんな事情がある人が多いのだと分かったそうです。

◆話を聞くと訳ありな人ばかり

「みんな穏やかでいい人なのだそうですが、話を聞いて驚きました。雇われの店長は、借金を背負って返済のために人質同然で働いているのだそう。ママはバツイチで食い口をさがして祇園にたどり着いたらしいんです」

そしてある日の深夜、出勤日でもないのにお店から電話がかかってきたそうです。何かと思えば店長からの電話。泣いているような声だったそうです。

「『今、偉いお客さんが来ていて、お店の女の子を全員呼べと言っているので、タクシー代を払うのでできればすぐに来てほしい』と言われたそうです。怖かったそうですが、穏やかな店長がただごとではない様子だったので、行ってみることにしたらしいのですが……」

◆正座してうつむく店長

お店に入ると、店長が正座をしてうつむいています。その「偉いお客さん」とやらは、何やら酔っぱらって大声でわめきちらし、店長に罵詈雑言をぶつけていました。

なんだかわからないけど、一緒に謝ってほしいと言われた由里子さんは、店長を助けるためにわけもわからず謝ったのだとか。

お客さんはわめきちらしてお店のグラスをいくつか割ったりと大荒れ状態だったそうですが、しだいに落ち着き、数時間後に帰っていきました。

◆弱みを握られ、生きた心地がしない

事情がわからず、泣いている店長に聞いてみると、店長が借金しているのは、その人だったようなのです。弱みを握られてしまって、機嫌が悪いときに突然乗り込んできて今回のようないじめをするのだそうです。

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