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子どもに“茶色い弁当”はNGなのか? 小学生の息子に作ってみたら意外な反応が

女子SPA! / 2024年5月15日 8時46分

◆過去には、ウインナー弁当も喜ばれたことも

 そういえば、以前作ったウインナー弁当も大喜びされたことがありました。ローソンストア100で大ヒットした話題のお弁当をまねて作ってみたところ、「こういうのが食べてみたかったんだよ! ありがとう!」と感謝されたのを思い出しました。

 もちろん、彩りや栄養を考えたお弁当を否定するつもりはありません。でも、そのような教科書的な弁当を必ずしも子どもが喜ぶわけではないと気づくことができたら、毎日の弁当作りが少し気楽になるのではないかと私は思うのです。

 また、親が無理をしたり、ストレスをためたり、体調を悪くしてしまうことを子どもは望んではいないということも、食育を研究する立場として実感しています。働きながら子育てをすることの大変さはもっと共感されるべきであり、親は自分の心身をもっと大切にしてもよいのではないでしょうか。

 親も同じ人間ですから、休息することはもちろんのこと、心の余裕を作っていくことも重要です。そこで最後に、ちょっとした工夫で彩りや栄養バランスが解決されることがありますから、最後に便利なアイテムをいくつかご紹介したいと思います。

 難しいアイデアではありませんし、「こんなの知ってるよ!」という方がいたら、読み飛ばしていただいてかまいません。

◆冷凍食品やチルド総菜で便利アイテムを探しておく

 もし冷凍食品やチルド総菜を使うことに罪悪感を抱いている人がいるなら、それを緩和していいと思います。

 最近ではお弁当にそのまま入れられるように開発された商品が充実していますし、彩りやビジュアル面でも一つ添えるだけで効果的なアイテムも増えています。

 特に便利なのは、カップごと弁当箱に入れておくだけで自然解凍される総菜おかず。個人的にはカニカマもオススメです。調理が必要なくすぐに入れられて、栄養バランスが整ったり子どもが喜ぶアイテムを時間がある時に探しておくと、大変な時ほど助けてくれることでしょう。

 とにかくママやパパが頑張りすぎることなく、お弁当に込められた温かな気持ちが、食べる子どもたちに届きますように……。無理なく頑張っていきましょう! 

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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