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「高校生の飲酒・喫煙」が当たり前に登場するドラマ。地上波で放送できてるワケをプロデューサーに聞いた

女子SPA! / 2024年6月3日 15時45分

 同様にセンシティブなシーンで言いますと、5話ラストにラブホテルでQとセイラ(松本穂香)がキスをするシーンがあります。ここでは後々明らかになる“セイラが抱える闇”と言いますか、『なぜセイラは達観しているのか?』という背景を臭わせることを意識して撮影しています。しっかり描かないとセイラの闇は十分伝わらないため、センシティブなシーンですが最大限キャストの意見を取り入れつつ、最大限にケアをしながら挑戦しました」

 コンプライアンス的にはグレーゾーンなシーンが連続している『95』。ただ、それは視聴者によりよく楽しんでもらうことを重視した結果なのだろう。

◆エンディングでメイキング映像を流しているワケ

 本作の特徴と言えば、エンディングにメイキング映像を流していることも挙げられる。その理由として倉地氏は「単純に出演者がめちゃくちゃ仲が良く、『この雰囲気を僕たちしか見られないのはもったいない』と思ったことが大きいです」と回答。

「やはり1クールを経て、出演者の絆が深まっていくのは僕としては本当に嬉しい。『その様子が伝わると良いな』という狙いがあります。また、ドラマ本編はバイオレンスかつセンシティブなシーンが多いです。『エンディングくらいはほっこりしても良いかな』という考えもありました」

 また、本作ではCMに入る直前の10~20秒の映像をCM明けに流している。平成のドラマでは珍しくなかった傾向ではあるが、ここにも何かしらの狙いがあるのか聞くと、「深い意味はないです。リアルタイムで視聴している人はわかると思いますが、本作はCMが結構長いです。CM前に何があったのかを伝えるため、CM直前の映像をCM明けにも流すようにしています」と語る。

 最後に「基本的には自由に楽しんでほしいです。ただ、上の年代の人は懐かしいシーンが多くあると思いますので、そこを探してもらえたらと思います。一方、若い世代の人にはQの頑張りを見どころにしてもらえると嬉しいです」とメッセージを送った。

 動画配信サービスでしか視聴できないような過激な描写を多く見られる『95』。制作陣の挑戦的な気持ちが詰まった本作が、どのようなラストを迎えるのか最後まで楽しみにしたい。

<取材・文&人物写真/望月悠木>

【望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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