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32歳で農家の嫁に。絶望したけど「田舎は驚くほど快適だった」/義実家・家族人気記事BEST

女子SPA! / 2024年5月31日 8時47分

 それに結婚当初、義理の両親から『畑仕事はそのうちちょっとずつ覚えてくれたら嬉しい』と言われていたのですが、『そのうちと言わず、教えてください!』と言ったらすごく可愛がってもらえるようになったんですよ。もう、『リアル“ザ!鉄腕!DASH!!”じゃん!』と一人でテンションが上がってました」

◆大家族の家事も…「こんなにラクしていいの!?」

 さらに「古臭い田舎暮らしは何かと不便」と思われがちですが、結婚をきっかけに実家の住まいも大幅リフォーム。外見は古民家でも、オール電化&最新家電でかなり快適な空間になったとか。

「義理の両親がすごくいい人で、嫁いびりどころか、『いまどきこんな田舎に嫁いでくれる嫁なんて貴重=とにかく大事にしなくちゃ!』という考えで。大家族でも、食洗機を3つも買ってくれたので、食器を一気に突っこむだけで家事がめちゃくちゃ楽。

 事情を知らない友達は、『農家の嫁なんて可哀想』『薪とか割らされてるんでしょ……?』と勝手に上から目線で同情してくる子も多いんですが、適当に電話であわせながら『掃除機はルンバで、ほとんど自動でやってくれてるよ……』と思いながら、手作りの木苺ジャムを入れた紅茶を優雅に飲んでます(笑)」

 カフェとかランチをする場所も、「なかったら作っちゃえばいいじゃん」ということで、地域の30代~60代までのママ友で、自分たちが料理しながらおしゃべりできる“カフェ”を作ってしまった静香さん。

 たとえ同じ状況でも、そのときの考え方・捉え方次第でポジティブにもネガティブにも一転します。できないことを嘆くのではなく、“何ができるか”を考えてみる。そんな発想が、成功への転機に繋がるのかも知れません……!

―シリーズ「人生の転機、上がったり下がったり」vol.12―

<TEXT/赤山ひかる イラスト/ただりえこ>

【赤山ひかる】
奇想天外な体験談、業界の裏話や、社会問題などを取材する女性ライター。週刊誌やWebサイトに寄稿している。元芸能・張り込み班。これまでの累計取材人数は1万人を超える。無類の猫好き。

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