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彼氏の2台目のスマホを発見!衝撃の事実が次々…ゾッとした彼の反応とは

女子SPA! / 2024年7月16日 8時47分

「泣きたいのは私の方だし、私を裏切ったのはそっちだろ!と訳が分からなかったのですが、話を聞いてみたら、本当に好きなのは私の方だけど、その女性が妊娠してしまったので結婚せざるを得ないんだと言い出して…。もう最低過ぎて絶句してしまって」

◆ゾッとして飛び出したら追いかけられて

そしてしばらくの無言の後、亜紀さんが「もし私がこのまま気がつかなかったら、ずっと結婚していることを隠しながら関係を続けようとしていたの?」と聞くと翔太さんは「うん、好きだから」とあっけらかんと薄笑いを浮かべながら言い放ったそう。

「心底ゾッとしましたね…全身に鳥肌が立ちました。よく疑いもせずこんな男と付き合っていたなと自分に呆れて絶望的な気持ちになり、いつのまにか翔太のことが得体の知れないモンスターのように見えていました」

そしてそんなモンスターと部屋で2人きりなことが怖くてたまらなくなり、亜紀さんはスマホだけ握りしめると部屋を飛び出してしまいました。

「翔太が『待てー!』と怒鳴りながら追いかけてきたので、必死に走ってエントランスを出たところにある植え込みの後ろに隠れて息を殺しました。

するとすぐ後から走ってきた翔太が私に気づかず舌打ちをしながら駅方向に曲がっていったので、恐怖で足腰がガクガクになりながらもなんとか逆方向に逃げたんです」

◆友人の家に避難したが…

「このままだと自分の部屋を翔太にめちゃくちゃにされてしまうかもしれない」とも思いましたが、それでも今すぐここから逃げ出したいという強い衝動には勝てなかったそう。

「そして仲の良い女友達の家にかくまってもらい、愚痴を聞いてもらったらやっと少し落ち着くことができたんです」

亜紀さんが、翔太さんの裏切りの証拠を掴んでから部屋を飛び出すまでの時間は約30分程だったそう。そんな短い間に大好きだった彼のことを、同じ部屋にいるのもおぞましいとまで思うようになるなんて人生って何が起こるか分からないものだね、と友達と夜通し語り合いました。

「翌日、もし部屋に翔太が潜んでいたら怖いので、友達とその彼にも一緒に来てもらってクローゼットやベランダまでキャーキャー叫びながら確認して回りました。特に何かされた様子はなかったですが、翔太はここの鍵を持っているのでもうこの部屋に戻ることはできないと思いました」

◆薄笑いが脳裏にこびりついて離れない

そして亜紀さんは友達とその彼に協力してもらいながら何度かに分けて荷造りをし、物件を探して引っ越しをしました。

「たまたま契約更新のタイミングだったので派遣先も変えました。もちろんあれ以来翔太とは会っていませんが、あの『だって好きなんだもん』と浮かべた薄笑いが脳裏にこびりついて離れないんですよね」

「またどこかからひょっこりとあの笑顔を浮かべながら出てくるのではないか?」という恐怖が消えず、考える度に涙が出てくるそう。

「結局、友達の家の近所に引っ越したので、今はしょっちゅう彼女の家で一緒に過ごさせてもらいなから傷を癒している状態です。彼女とその彼にはいつかちゃんとお礼をしなくちゃと思っています」と頭の上がらない亜紀さんなのでした。

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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