1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

小学生の息子の「学校に行きたくない」訴えに、蘇ってきた“私の暗い過去”<漫画>

女子SPA! / 2024年6月7日 8時46分

小学生の息子の「学校に行きたくない」訴えに、蘇ってきた“私の暗い過去”<漫画>

 2024年2月29日に出版されたコミックエッセイイ『親子で不登校になりました。』(竹書房)。

 本作は、最上さんの息子さんをモデルにした「ねむ君」が小学校3年生で不登校になってからの親子の様子や、最上さん自身がかつて不登校だった経験が、同じ悩みを抱えた人から聞いたエピソードなどを織り交ぜながら描かれています。

 最上さんは子ども時代、シングルマザーだった母親からネグレクトを受け、弟と支え合いながら暮らしていたのだそう。そんななか小学校では同級生からいじめなどがあり、不登校になったといいます。

 本記事では本作から第2話を紹介。最上さんに、ご自身の不登校の経緯や、復学を決意した理由などを聞きました。

※本記事は全5回のうちの2本目です

◆同級生のいじめよりつらかったこと

――息子さんが「もう死にたい」「学校に行きたくない」と言い出したとき、すぐに「行かなくていいよ」と言えたのは、ご自身が不登校になった経験があったことが大きいのでしょうか?

最上:それはありました。「休ませたら、このままずっと学校に行かなくなるかもしれない」と思ったのですが、私も子どもの頃に本当に苦しい経験をしたことがあるから「そんなことよりも、すぐ休ませて安心させよう」と思いました。私の場合は、クラスメイトからのいじめなどがあったのですが、不登校になった理由は他にもありました。

――最上さんが不登校になった原因は何だったのでしょうか。

最上:クラスメイトからのいじめを、担任の先生が見て見ぬふりをしたことのショックが大きかったです。

でも、そこで家庭に少しでも安心感があれば違ったのではないかと思います。母が私のことを可愛がってくれたり、外で嫌な目に遭ったとしても「あなたは人から不当に扱われるような存在じゃないよ」と伝えてくれたら、不登校にはならなかったかもしれません。それくらい、親子の関係性はすごく大事だなと思います。

◆自ら復学を決意「私がしっかりしないと」

――不登校になったとき、最上さんのお母さんはどんな反応だったのですか?

最上:何も言わなかったです。「どうして行きたくないの?」とも聞かれなかったし、「学校に行きなさい」とも言われず、あまり触れられませんでした。母自身に余裕がなかったので、どうしようもなかったのだと思います。

――最上さんは不登校になってから、自分で居場所探しをしたり、最終的には自ら復学を決意しています。自分の意思をしっかり持って行動できたのはなぜだと思いますか?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください