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19歳年上のアナウンサー兼弁護士と結婚…当時23歳の大学生が覚悟を固めた「意外な決め手」

女子SPA! / 2024年7月7日 15時46分

 一方で、子どもを持つかどうかについては、結婚前に慎重な話し合いを重ねました。

美佳:結婚を考えるにあたって、年齢と同じく妊孕性(妊娠するために必要な能力)を重視する男性は多いと思います。もし相手が「子どもが欲しい」と思っていた場合、年齢的に可能性はギリギリですし、私にとってもプレッシャーは大きい。幸い彼は子どもは積極的に望まない考えでしたが、「私ぐらいの年になったら、子どもが欲しいかどうかの気持ちは変わるかもしれないよ、それでもいいの」と何度も確認し、その上で婚約へと至りました。

◆夫が妻に苗字を合わせた理由

 大学を卒業する前に友貴さんの内定が決まり、2023年4月頃、正式に婚約。「年の差婚」において関門となりやすいのが親の承諾ですが、いざ話を切り出してみると、大きな支障はありませんでした。

友貴:我が家は進路選択でも何でも、基本的に子どもの自由を尊重してくれる家庭なんです。結婚においても、咎められるようなことは何もありませんでした。

美佳:私は1人っ子で大切に育てられた分、彼の家庭に比べれば言いづらかったです。両親にはGWに帰省した時に伝えようと思っていたのですが、結局最終日まで持ち越しました。最初は「どんな相手なのか」と聞かれたりもしましたが、実際に会って彼の優秀さを理解してからは「うちの子でいいのか」と相手に尋ねるまでになっていました。

 2人は2023年6月に結婚します。当時、美佳さん42歳、友貴さん23歳、直接対面してから約半年のスピード結婚でした。特徴的なのが氏の選択。婚姻届の提出とともに新たな戸籍を編成する際には、美佳さんが戸籍の筆頭者となり、友貴さんが妻の苗字(青木)に合わせる道を選びました。

友貴:(妻は)弁護士もアナウンサーも「青木」の名前で仕事をしていたので、苗字を変えると不利益がすごく大きい状態だったんですね。一方自分は弁護士としてのキャリアもこれからスタートするので、苗字を変えたところで特に困ることはない。それなら自分の方が名前を合わせようというのは、交際時から決めていました。

美佳:これまで出版した本には「青木」の名前を使っていますし、社外役員の仕事では登記時など本名と仕事上の名前が違うと困る場面が出てきます。それだけに夫が苗字を自分に合わせてくれたのは、本当にありがたかったです。

◆卑屈にならないことが大切

 入籍してから約1年。結婚後の生活について、「家に帰ってきた時に好きな人がいるのが嬉しい。毎日幸せだなと思っています」とのろける友貴さん。美佳さんも、「『少年には可塑性(変わっていく可能性)がある』という、少年法の基本的な考え方があります。ニュアンスは異なりますが、彼は若いですから、今後何にでもなれる。彼のこれからの可能性を見届けられることは、大きな喜びです」と語ります。

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