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「夫に首を絞められ、赤ちゃんの上に倒れた」DVで離婚した女性が“国に今すぐやめてほしいこと”<漫画>

女子SPA! / 2024年6月30日 8時46分

「夫に首を絞められ、赤ちゃんの上に倒れた」DVで離婚した女性が“国に今すぐやめてほしいこと”<漫画>

ねこ★はちさんのブログ「シングルマザーあるある〜元夫が怖すぎます」より

「共同親権」の導入を柱とする改正民法などが5月17日に、国会で成立しました。この共同親権の導入をめぐって、X(旧Twitter)上では「#共同親権を廃案に」「#STOP共同親権」のタグが連日トレンド入りし、多くの反対署名が集まっていました。

ですが正直なところ、離婚や親権の問題にまったく関係のない立場の場合、彼女/彼らの「反対理由」までは深く知らないという方も多いのではないでしょうか。それがどれほど深刻で切実なものか、場合によっては子どもの命にさえ関わる事情や背景を、私たちは理解しておく必要があります。

共同親権の賛成派の中には「子どもの連れ去り防止」を唱えている人も目立ちますが、育児中の親が子どもを連れて出ていかなくてはならないケースには、どのようなものがあるのでしょうか。

今回は、元夫からのDVから母子共に逃げ、約5年かけて離婚を成立させた体験を漫画化している「ねこ★はち(@8FWktKqQjlp9cXU)」さんに、お話を聞きました。ねこ★はちさんは自身の体験から、共同親権への導入に反対の立場です。

◆共同親権が子どもやDV被害者に危険をもたらす可能性

「共同親権」とは、父親と母親が共同で子どもの親権を持つことを指します。共同親権が導入されると、離婚後も子どもの生活に関わる事柄について、父親と母親が平等に決定できるようになります。たとえば、「どこに住むか」「どの学校に通うか」「健康管理の方針」などについては、父親と母親で話し合い、共に決定していきます。これにより、離婚後も子どもと両親の関わりが増え、子どもの愛情や成長が形成される、とされています。

しかし、共同親権にはいくつかの懸念も存在します。たとえば、離婚後も親同士の意見が合わない場合、子どもの教育や生活に関する決定がスムーズに行えないことが挙げられます。また、離婚の理由が配偶者のDVや子どもへの虐待である場合、共同で親権を持つことが子どもやDV被害者に危険をもたらす可能性もあります。

DV被害を受けている場合は単独親権が認められますが、そのためにはDVや虐待の事実を家庭裁判所に認めてもらわなくてはならず、そのハードルはかなり高いといいます。また、証拠が取りにくい精神的DV、モラルハラスメントなどについては、裁判所がDVや虐待の事実を正確に判断するのが難しいとの指摘もあります。

◆妻の言うことを聞かない夫に「病院へ行け」と言われ続けた

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