「ミスド」が廃れない3つの理由…日本創業から54年以上愛される“圧倒的強さ”を分析
女子SPA! / 2024年6月18日 8時45分
ドーナツの魔法。
食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
毎年さまざまな食べ物が流行していますが、その中で何度もブームになっているのが、「ドーナツ」。連日行列ができる有名店や新コンセプトのドーナツなど、話題に事欠かない存在であることは間違いありません。
そして競争の激しいドーナツ業界の中で不動の地位を守り続けているのが、ミスタードーナツ(以降、ミスド)。コンビニもいいけれど、やっぱりミスドが一番おいしいと思っている人は少なくないでしょう。
今回は2024年6月12日から待望の新シリーズが発売になったことをきっかけに、「ミスドがいつの時代も廃れない理由、広く愛される強さ」について考えてみたいと思います。
◆①“新ジャンル”を定期的に生み出している
ミスドのもっとも大きな実績は、2003年のポン・デ・リングにあります。
ブラジルのチーズパン「ポン・デ・ケージョ」をヒントに、お餅のようなもちもちした食感を持つ日本オリジナルのドーナツとして商品化され、大ヒット。以降、現在に至るまで人気ナンバーワンのドーナツ(販売個数での比較)になっています。
そして今、6月12日から新たに登場した新ジャンルのドーナツが、「MASTER DONUT(マスタードーナツ)」、ミスターではなくマスターです。この新ジャンルは、ドーナツへの長年の情熱とノウハウを活かして、「まだ誰も見たことのない新しいドーナツのおいしさに出会いたい。」という想いで作られているそう。
今回、登場したのが、「フロマージュ・ド」シリーズです。このドーナツは、ミスドでは珍しいチーズドーナツ。ミックス粉とチーズクリームの配合バランスを追求し、しっとり感を中に閉じ込めたまま、外側のさっくり感を作り出しています。
まずはこのツヤッツヤでデザート感たっぷりなビジュアルに驚くでしょう。食べてみると、華やかなチーズの風味が品よくしっかり広がります。
チーズケーキやパンケーキとは異なる絶妙な食べ心地で、香り高い生ケーキを食べているときに味わう感覚に近いのかもしれません。親近感のあるドーナツが無理なく格上げされたような味わいです。
ミスドはこの他にも、最高水準の素材と技術を持ったブランドと共同開発した「misdo meets(ミスドミーツ)」というジャンルもあり、斬新なドーナツを継続的に生み出し続けている姿勢がファン層の厚みにつながっています。
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