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年収200万円台アラフォー女性の“報われない婚活”。「歯が黄色い男性や、喋らない男性としか出会えない」

女子SPA! / 2024年6月29日 15時47分

あるとき、デートの予定をしていた日に由美さんが体調を崩し熱を出したことがありました。「風邪薬を買って持ってきてほしい」とお願いしたら「他に頼める人いないの?」と返信がきました。福祉という仕事柄、発達障害に詳しい由美さん。それまでの違和感を次のデートで本人に話して確認したところ、職場でパニックを起こして発達障害と診断を受けたことがあると言われました。

「彼が発達障害だということ自体が、断る理由にはならなかったと思います。でも、大事なことを隠す人とは信頼関係を築けないと思って断りました」

◆“第二希望”だった男性が、未来の夫に急浮上

その間、初デートから2週間ほど期間が空き、次のデートの約束すらしていなかった男性からLINEが来ます。その彼は、IT企業に勤めるバツイチ男性。お見合いで盛り上がったわけではないものの、会った時にものすごくホッとしたそうです。

「人との距離感、外見の清潔感、あらゆる意味で居心地が良い男性でした。一度結婚・離婚を経験しているので、結婚や出産の現実も分かっている方でした。それまでも、離婚歴がある男性の方が素敵と感じることが多かったです。夫は年収は高いけど高卒です。学歴も、こだわらなくていいと思いました」

◆「もしも今の夫と30歳で出会っていたら」

トントン拍子でお付き合いに進み結婚しましたが、由美さんいわく「もしも色々選択肢が多かった30歳の時に会っていたら、選ばなかったかもしれない」男性なのだそう。移住も異業種転職も婚活も全て経験して、納得感を持って次のステージに進む由美さんに、人間としてのタフさを感じました。

選択肢が多いことは一見ポジティブなようでいて、その中での決断は消耗することもあります。今の時代は、結婚するのも、趣味に生きていくのも、婚活するのも、転職も移住も、全て自由なのです。

のちに夫となる男性が由美さんに会おうと思った決め手は、プロフィールにあった「新規事業の立ち上げに携わった経験」だったそうです。他にも、この経験に食いつく男性は何人かいたとか。かつての挑戦がこうして巡り巡って縁になるから、人生において一生懸命やったことには全て意味があるのですね。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<取材・文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

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