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夏休み前に知っておきたい旅のコツ。”虚弱バックパッカー”が教える

女子SPA! / 2024年6月30日 8時44分

◆旅は、気持ちの赴くままに

――まえださんの旅は、気持ちの赴くままに行き先を決めている印象です。

まえだ:前もって決めすぎると、時が経った後で、もうそこに行く気分ではなかったり、突然の魅力的な誘いがあったときに乗れなかったりすることがあります。街が気に入って延泊したいのに、移動しなくてはいけないこともあるので、なるべくそのときどきの気持ちのままに行動できるようにしています。

ただ、その日に行きたいと思った宿が満室だったり、すでにスケジュールが入っている友人たちと予定が合わなかったり、困ることはありますけどね。航空券も大体の場合は、早く取るほど安いですから。

――確かに。当たり前ですが、良い面も悪い面もありますよね。それでも、気持ちの赴くままに行動することを大切にしているのはなぜなのでしょう。

まえだ:今は宿の良し悪しも、あらかじめネットで分かります。たとえば、booking.comなどのアプリで検索し、10段階評価のうち「とても良い:8以上」に絞って予約すると、ほぼ確実に快適な宿を確保できます。写真も掲載されていて、どのような宿かわかります。そこにいいものがあるとわかれば、行かずにいられないですよね。

でも、前情報なしで行った宿の思わぬ当たり感や、がっかり感でさえも、旅における予想外の出会いの一部で、醍醐味だとも思います。「お得&快適さ」VS「自由&偶然の出会い」は相反するようにも思えますが、今は私なりの折衷案に落ち着きました。まず、滞在予定の街で一泊目だけ予約を取っておき、気に入ったら延長します。

その後は列車やバスでの移動中に、これから行く街の宿を予約しています。これはひとり旅だからこそできることで、もっと言えば、旅行に行くこと自体を「やっぱり気が乗らないからやーめた」と覆すことも自由なのです。

◆旅のマイルール

――ひとり旅って、それが良いですよね。ちなみに、ひとり旅をする時に決めているマイルールはありますか?

まえだ:大事にしていることは、私が虚弱バックパッカーだからということもありますが(笑)、自分の体の調子に敏感になることです。昔はつい楽しみすぎて、体がついていかず、旅先で病院に行ったり入院したりすることもありました。

キルギスでは、自分に打ってもらう点滴を売店に買いに行き、中国では病室の外からお粥売りが来ました。いろいろな国の病院事情を知ることができましたが、体はつらいし、迷惑も掛けたし、もうこりごり。今は自分の体力がどのぐらいかわかっていますし、年齢も重ねてきました。基本的に旅先では街の中心に宿を取って、日中はちょくちょく宿に帰り、“疲れる前に休む”ようにしています。

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