向井理(42歳)『パリピ孔明』から俳優の実力が試されるプレッシャーの舞台へ。声を出す観客も
女子SPA! / 2024年7月6日 15時45分
◆向井理、実はチームワークを大事にものづくり
『ウーマン・イン・ブラック』を見ていると、向井理という俳優は、数々のテレビドラマの出演作の印象から、ビジュアルの良さでセンターに立つイメージがありながらも、意外という言い方もあれだが、チームワークを大事にしながら実直にものづくりに寄与するタイプなのではないかという思いを確かにできる。
向井と勝村に筆者がインタビューしたとき、勝村が向井のことをこう評した。“イケイケで点取り屋かと思ったら、センターバックをやっていた。ビルドアップ(パスのつなぎ方)のしかたとかもうまい。だいたい、後ろのポジションはまわりが見えているから、芝居もうまい人が多いというのが自論です。”(SPICE「『ウーマン・イン・ブラック~黒い服の女~』は観客体験型の作品 鮮やかなコンビプレーで勝村政信と向井理が公演の魅力を語る」より)。
この話、6月7日に向井がゲスト出演したNHKの情報番組『あさイチ』でも言っていたから、筆者の聞きたいことをサービスで話してくれたわけではないと思う。
センターでイケイケなスターもいるが、その人だって支えてくれるまわりに気を遣う。芝居はチームワークなのだ。どこにいても身長的に頭一つ抜けて見える向井理だが、あくまでチームの一員という自覚をもち、場に溶け込んで見えるところに好感が持てる。
時々、筆者が俳優に取材して聞く話のひとつに、演劇の国イギリスの俳優は、ふらりと自転車や徒歩で、リュックひとつで劇場の楽屋に入り、芝居を終えたら、近くのパブで飲んですっと帰っていく、芝居が特別なものではなく日常生活の一部のようでいいという話がある。向井理はそういう俳優になりそうと思えてならない。
◆調味料づくりやお酒の語りはいくらでも聞いていられる気がする
前述の『あさイチ』で、凝っている調味料づくりやお酒の話などをものすごく饒舌(じょうぜつ)に語っていた。
生活が充実しているということはとても良いことだ。知識や情報の開陳の分量が長い人はたいていやや敬遠されがちだが、向井の話し方は決して自慢げでなく、ソフトで、いくらでも聞いていられる気がする。この語り芸を磨くと、もっと年をとったとき、社会問題や昔のことを伝えていくような大人の朗読劇などにハマるのではないかという気がする。
思い返せば、向井がPARCO劇場で主演した『悼む人』(12年)も、亡くなった方のことを、近しい人から話を聞いて悼むという話で、『ウーマン~』も忌まわしい過去を誰かに語り聞かせて葬り去りたいという話だ。感情に溺れることなく、伝えたいこと、言葉の意味をちゃんと届けることに向いている俳優なのである。
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