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お坊さんと結婚した女性の「意外な仕事」とは。“僧侶が妻に求めること”は想像と全然ちがう

女子SPA! / 2024年7月11日 15時47分

それからもう一つは、他の結婚相談所で婚活経験がある人が多いということ。他の結婚相談所でなかなか相手が見つからなかったんで、うちみたいに特化したところを見つけて来てくれる。そうすると、やっぱり親もそれだけ結婚相手を探すのが大変だと思っているから、「うちにお嫁に来てくれるなら、本当にありがたい」というウェルカムな雰囲気で迎えてくれます。

◆「どんな生活になるの?」女性側の親の心配は

――この職業ならではの婚活の苦労があるんですね。結婚相談所で婚活しても、寺社の後継ぎの方のお相手がなかなか見つからない理由って何でしょうか?

草野:やはり、女性側の親御さんは心配されることも多いので、そこが障壁になっていることもありますね。なぜかというと、お寺に嫁いだ先にどんな生活が待ってるのかというのが、その女性本人も、親もわからないからです。

例えばお父さんがサラリーマンという女性の場合、同じくサラリーマンの方との結婚なら、自分のお母さんを見ていれば結婚生活はイメージしやすい。でも、僧侶の妻になるとなったらどんなことをしなければいけないのかわからないので、ご本人はもちろん女性側の親御さんもとても不安になりますよね。そのあたりは、ハードルと言えるかもしれません。

――女性側のご両親が、娘さんのことを想って反対されることがあるのですね。私も取材を通して、お寺の方と結婚して会社員やご自身で仕事をされている方がいると知りました。お寺と一口に言っても、結婚相手の女性に求められることって個々のお寺によってさまざまだということがわかると、女性側の不安も和らぎますよね。

草野:そうなんですよね。

◆人や地域との交流に興味のある人が向いている

――どんな方が、お坊さんとの結婚に向いていると思われますか?

松村:やっぱり、人と接するのが好きな人の方が向いているかもしれないですね。檀家さんからのお悩みの相談もあるので、ある程度話好きだったり、またはお節介好きだったりする人がいい気はします。

「寺社の縁結び」代表・津守さん(以下、津守):あとは「寺子屋」という言葉があるように、かつてお寺は学びや集いの場でしたので、人や地域との交流に興味を持っている人は向いていると思います。また、外向きばかりではなくても夫(住職)を支えてサポートを優先する方も歓迎されます。寺院の奥さんは活躍の範囲が広く、スキル、意欲、興味や人柄を受け入れてくれる場面が多いと思います。

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