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実写『シティーハンター』大当たりのワケ。思わず「鈴木亮平のマネ」をしたくなる快感シーン/2024年5月トップ5

女子SPA! / 2024年6月29日 15時45分

 ただ、エモさに浸らせる暇を与えずに獠は抗戦。獠はライフルを持ちながら“神エイム”(優れた銃の狙いで命中を繰り返すこと)を発揮して敵兵をなぎ倒す姿は相変わらずカッコいい。また、香が獠の掛け声に合わせてマガジンをパスすすコンビプレーも冴えわたる。獠が二丁拳銃にスイッチして陰に隠れたタイミングで、香が振り返らずにマガジンをサッと差し出したりなど、相棒として機能していく様子もほほえましい。

 個人的には“慌てることなく歩きながら銃を打つ”という動きが好みで、そのフェチ心を満たしてくれるシーンばかり。ツボに入ったシーンを全て挙げるとキリがないが、何度でも観返したくなり、1人でこっそり真似したくなる、“中二心”をくすぐるようなシーンの連続だった。

◆朝ドラと全く違う顔を見せる“香”森田望智

 本作におけるガンアクションと並んで特筆すべき点は、キャスティングだろう。漫画やアニメの獠は手足が長く、ガッシリした肩幅が特徴的なビジュアル。ある意味“人間離れ”しているが、そのフォルムに鈴木はしっかりフィットしていた。ルックスだけではなく、獠の下品さも表現されており、アクション映画でありながらも笑えるシーンは多い。映画『HK 変態仮面』やドラマ『下克上球児』(TBS系)など幅広い役を演じていた鈴木だからこそ、いろいろな魅力を持つ獠というキャラを演じられたのだろう。

 また、獠の悪ふざけを毎回はじき返す森田の演技もずっと見ていたくなる。現在放送中の朝ドラ『虎に翼』(NHK総合)では米谷花江というおしとやかでのほほんとしたキャラを演じており、快活な香とはある意味正反対の性格。『虎に翼』で見ている森田との演技の違いに困惑させられるが、そのギャップが心地良い。鈴木同様、森田望智という役者の深みに高ぶりを覚える。

◆しっかり胸糞悪くさせてくれる迫田孝也の演技力

 他にも、残忍さと小賢しさを兼ね備えた男・今野國雄を演じた迫田孝也も良い味を出していた。迫田は『真犯人フラグ』(日本テレビ系、2022年)など、明るいキャラを演じるケースが目立っていたが、2023年に放送された『VIVANT』(TBS系)では二面性を持ったゲスキャラ・山本巧を演じた迫田。『シティーハンター』でも、胸糞悪くさせてくれる演技力を遺憾なく発揮しており、獠と香の壁としてしっかり立ちはだかっていた。

 見どころしかない『シティーハンター』は、これからもNetflix内のランキングで上位に君臨していきそうだ。

<文/望月悠木>

【望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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