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データが示した「本当に注目を集めた春ドラマ」ランキング、2位は『アンチヒーロー』。最下位は?

女子SPA! / 2024年6月28日 15時44分

増加数2位は、長谷川博己主演のTBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(+81.3万)で、『Destiny』と併せて考えると、考察要素の多い作品がTVer受けしやすいとも言える。4位の木村拓哉主演・テレビ朝日系木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』(+77.4万)もそのひとつだろうし、3位の川口春奈主演・TBS系金曜ドラマ『9ボーダー』(+79.6万)は“ヒューマンラブストーリー”ではあったものの、コウタロウ( 松下洸平)の記憶喪失の謎がどう解き明かされるのかヤキモキしていた視聴者も多かったはずだ。

◆途中からお気に入り登録者数が減少した作品も…。減少幅が大きかったのは

ドラマのお気に入り登録者数は、多くが最終回まで伸び続けるが、中には途中から減少に転じる作品もある。

春のゴールデン・プライム帯ドラマでいえば、『9ボーダー』、山下智久主演の『ブルーモーメント』(フジテレビ系)、赤楚衛二主演の『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)、篠原涼子とバカリズム主演の『イップス』(フジテレビ系)、森本慎太郎主演の『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)、間宮祥太朗主演の『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)の6作がそれにあたる。

中でも減少幅が大きかったのが『ブルーモーメント』で、第7話放送後の6月8日には98万人まで伸びたお気に入り登録者数が、そこから減少の一途をたどり、最終回放送直前の26日には95.6万人まで下がった。とはいえ、増加数自体は春ドラマ6位と悪くない結果だ。

◆日テレ苦戦の春ドラマ、増加数最下位は『街並み照らすヤツら』

増加数最下位となったのは『街並み照らすヤツら』。同作はお気に入り登録者数自体が少なく、第5話放送直前の5月25日に同作最高の11万人に達し、しばらくそのままで推移した後、第9話放送直前の6月22日に10.9万人に減少。26日には10.6万人と、とてもプライム帯ドラマのドラマとは思えない数字だ(実際、多くの深夜ドラマのお気に入り登録者数を下回る)。

企画の立ち上げからクランクインまでわずか1カ月という急造作であり、放送開始まで2週間を切る4月18日までTVerの作品ページすら存在しなかったあたりからも“突貫工事”ぶりがうかがえたが、それにしてもSixTONESのメンバー主演でここまで伸び悩むとは。

タイトなスケジュールの中で放送まで漕ぎつけた制作陣・出演者には同情するが、急造作なりのクオリティだったことは否めず、はたして無理をしてまで実現させる企画だったのか。当初予定されていた作品がキャンセルとなった事情を含め、いろいろと考えさせられる結果である。

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