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余命宣告を受けた元繁殖犬の豆きち。保護主さんの想い「清潔なベッドの上で安心して…」

女子SPA! / 2024年7月9日 15時47分

 生まれたときから『人間社会の犠牲』としての犬生を強いられたものの、やっと自由になれると思ったところで余命宣告。これからの豆きちには、できるだけ痛みをとってあげたいし、美味しいものを食べさせてあげたい。できれば、広い草土の上を自由に走らせてあげたい。あの繁殖場の劣悪な環境ではなく、清潔で柔らかなベッドの上で、豆きちが安心して旅立てるように……」

◆豆きちが時折メンバーに笑顔を見せてくれるようになった

 豆きちは、しばらく動物病院に入院していましたが、ここでの治療はあくまでも限定的なものでしたが、それから数日後に退院。はぴねすの元で「その日」がくるまで穏やかに過ごすようになりました。

 豆きちは、保護当初よりは少し元気を取り戻してくれた様子で、中村さんの顔を見上げては時折笑顔を見せてくれるようにもなりました。

その笑顔は「僕を助けてくれてありがとうね。僕、すごくつらいけど、でもお姉さんたちに会えて幸せだよ」と、豆きちが言ってくれているように映り、中村さんはまた涙が溢れそうになりました。

 しかし、ここでの涙はグッと我慢。ここで泣いたら豆きちが不安がるかもしれません。

「これからの豆きちの短い時間が、せめて『生まれてきた意味』に変わってくれるように」と努めて笑顔で接し、「少しでも幸せを感じてくれるように」と明るくお世話をし続けることにしました。

<取材・文/デコ女子部>

【デコ女子部】
編集プロダクション・decoの女子部門。30~40代の男女の編集・ライターにより執筆

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