1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

日本と韓国で大きく違う「アイドルの歌唱」。Snow Man渡辺翔太の“歌コラボ”が話題に

女子SPA! / 2024年7月10日 8時45分

◆アイドルもAIで代用かと話題の時代に、人間臭さを感じた渡辺翔太

 そう考えると、今回のコラボでは日韓アイドルそれぞれの長所を再認識できたとも言えます。

 ヒュニンカイの歌からは、高確率で合格点をクリアするアーティストを輩出し続ける確固たる育成のテンプレート。個性やキャラよりも、楽曲、ビジュアルを含めたトータルのパッケージを優先させる冷徹さには一定の説得力があります。

 一方、そうしたトレンドが隆盛でありながらも、アーティスト自身の独自性を担保しようとする力がまだ働いていることがうかがえた渡辺翔太の歌。可能性、のびしろという点が韓国アイドルとの大きな違いです。

 なによりも、渡辺翔太の歌からは人間臭さを感じました。歌詞の刺さるフレーズではそのような表情になり、高い音を出すときには苦しそうな顔をする。それでもギリギリ踏ん張って、軌道修正を試みる冷静さも見せる。一曲の中で様々な表情を楽しめました。

 アイドルもAIで代用ができるのではないかと議論されている現状において、とても大切なことを示唆しているのではないでしょうか。

<文/石黒隆之>

【石黒隆之】
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください