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「なぜ夫に怒ってしまうのか?」本当の原因は“怒り”じゃなかった/犬山紙子

女子SPA! / 2024年7月12日 8時45分

さらに私は「実は精神的に自立できていないのに、外では自立できているように振る舞うから、余計にいろいろ溜め込んで、なんでも言える夫(自分の一部だと思っているそう)にのみぶちまけてしまう」らしい。当たっている。

イラっとしてしまったり、理不尽に怒りを感じたりしたら、まず「ああ、私は甘えたいから怒ってるんだ、うまくいかないことを人のせいにしたいんだ」と認知することから実践していくことに。しかし、分析だけでなく守秘義務のある人にこれまで凍結していたさまざまな気持ちを聞いてもらえることって、こんなに大切なことだったとは……。

◆甘えの感情を出すのが下手すぎる

2回目のカウンセリングでは、アンケートからロールシャッハまで、心理テストをみっちりやってもらいました。その結果、実は怒りの数値がそこまで高くないことが判明。自分で怒りっぽいと思っていたのは「甘えの感情の発散が下手すぎる」ということだったのだと思われます。これ、自分じゃ絶対わからなかったわ。

3回目ではIQテストを受けることに。IQの数字自体を見るというより、何が得意で何が苦手かを測るのが目的。まあこれらのテストだけですべてがわかるものだとも思いませんが、指標にはなるかな、という具合です。

◆カウンセリングを経て、夫にインタビュー

夫・劔樹人も同タイミングでカウンセリングを受けていました。彼は私と正反対で、もともと自罰的な性格であったからです。すべて自分が悪い、自分のせいだと思ってしまう、そうやって生きていくのは私以上につらいものです。そして彼が自分を責めるのを止めるためにも、私が理不尽に怒らないのは大切なことだったんですね。

こうやって、私と夫両方をよく知るカウンセラーさんの力が必要なことがあれば、話を聞いてもらえるという心強い人生のオプションがついたわけです。

◆「不機嫌がすぐ終わるようになった」と夫

カウンセリングを受け、夫からは「怒りの感情が出てきた瞬間を意識するようになったというのが見ててわかる。一瞬目が怖いときはあるけれど、それも前だったらずっと不機嫌だったのが、すぐに終わるようになった。怒っていることを正当化して、怒りだと認めないのが一番面倒な状況だと思うから、自分で怒りを認めて動くだけで違うものだなって」と言われるようになりました。

夫も自分を責めてしまったときに、すぐそれを認知して心を落ち着ける動作をするように。明らかに自分を責めてしまった後のリカバリーが早くなっています。

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