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新品では手に入らない憧れのブランドも!ファッションは買う時にリサイクル品からまず選ぶべき理由

女子SPA! / 2024年8月7日 15時46分

 その中で、「自分のワードローブを点検してみましょう」という課題がありました。自分が現在持っているワードローブの枚数や、どのような経緯で手に入れたかの点検です。

 この課題、私は一枚を長く大切に着ているし、自分では着られないほどたくさん持っているわけでもないし、楽勝ね、などと考えていたのですが、記入欄を見て、はっとしました。自分が手に入れた経緯に関するチェック欄は「新品」と「セカンドハンド(中古品)」に分かれていたのです。

◆ラルフ・ローレンの素敵なチュニックが!

 新品とセカンドハンドに分けて自分のワードローブを記入していくと、まだまだ私のセカンドハンド率が低いことは歴然としていました。

 そのときまでの私は、新しくワードローブに何かを付け加えるときは「まずはセカンドハンドから選ぶ」という行動までには至っていなかったのです。このコースでは、すべて新品で買う人よりも、セカンドハンドを多く取り入れている人のほうが高く評価されます。

 コースの受講が終わって反省した私は、これからはまず、「セカンドハンドでないか探してみてから新品を選ぶ」を徹底することを決心。とりあえず欲しかったチュニックを、近所のセカンドハンドのショップで探しました。

 そうしたら、あるではないですか、素敵なラルフローレンの白いチュニックが!

◆マーガレット・ハウエルもセカンドハンドを取り扱い

 引き続きセカンドハンドについて調べてみると、もう既にセカンドハンドを取り扱っているブランドがあることもわかりました。

 パタゴニアは昔から有名ですが、現在、衣料ではマーガレット・ハウエル、そして靴ではJ.M.WESTONが、セカンドハンド品を実店舗や通販で扱っています。さすがに世界的なブランドです。最先端の考えを取り入れています。

 また同時に、私の周囲の方々にもブログやレッスンを通して、より一層、セカンドハンドの取り入れを呼びかけました。その結果、何が起こったのか。

◆新品では手に入れられないような憧れのブランドが…

 それは私が毎年11月に開催する絵画鑑賞会でのことでした。そこに集まったメンバーがすごかった。ほかでは見ないような、それぞれ違う格好の素敵なメンバーが集まったのです。

 参加者の皆さんに聞くと、新品では手に入れられないような憧れのブランドのセカンドハンドを探して手に入れたとのこと。

 皆さん、古びれていないデザインのセカンドハンドと、新しいものとをうまく組み合わせて着る、まるでVogue誌でヴィンテージについての記事も書いている、イラストレーターのジェニー・ウォルトンのようでした。

 サーキュラーファッション実践のためにセカンドハンドを取り入れること。それは地球環境のためにもいい、そしてみんなも素敵になれる。今すべての人にお勧めできることなのです。

<文/小林直子>

【小林直子】
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。

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