1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「別に46歳に見えていいじゃん!」釈由美子、ネット記事の見出しへの“違和感”を明かす

女子SPA! / 2024年7月23日 8時46分

それ以来、『ゴジラ×メカゴジラ』を大好きになってくれて、ラストシーンでは毎回泣くんですよね。自分が出ている作品に感情移入して泣いてくれるなど、これはもう本当に幸せなことだなと思います。

――それは誇らしいですね。

釈:ただ、こういう役のときもあれば、2時間モノで悪役や犯人役もあるので、シリアスな役を演じたときはちゃんと切り替えて家では普通のお母さんに戻らなきゃと思うようにしています。ちょっと前にバズった“マンホール女優”という『仮面ライダージオウ』でマンホールを投げる役柄は悪役だし、マンホール投げているお母さん「怖い!」と思っていたようです(笑)。

◆旬や若さが亡くなったとき、過去の仕事が新たな役に

――過去の仕事が突然ネットでバズって新たなファンも増えたり、特殊な仕事ではありますよね。

釈:そうですね。特殊だと思います。でもありがたく思っています(笑)。

――特に今回の『Iké Boys イケボーイズ』では、海外ファンに届いてアメリカ映画に出ることとなり、俳優冥利に尽きるのではないでしょうか。

釈:一番うれしいことだと思います。デビューしたての若い頃は時代の流れに乗せていただき、恵まれた環境にいて、お仕事を順調にいただいていたのですが、その後のことは自分が歩いてきた証だと思うんですよね。

旬や若さがなくなったとき、自分の過去の作品がご縁となって新たな役につながっていると思うと感謝の気持ちしかありません。

◆「わたしじゃなければダメな仕事は一つもない」

――芸歴は20年以上となり、今は子育て中心の生活にしているそうですが、今現在の仕事のモチベーションは何でしょうか?

釈:出産・結婚する前は自分の軸が分からず、よく言う自分探しではないのですが、もっと認められたい、必要とされたいという承認欲求がとても強くて、それが仕事に向かっていたと思うんです。

わたしみたいなものがここにいていいのものか? というコンプレックスがどこかにあったんですね。だからファンの方が「釈ちゃん!」と喜んでくれることだけが、仕事のモチベーションだったと思います。

今も声援が糧になっていることはもちろん変わらないのですが、この世界に長くいて感じたことは、わたしじゃなければダメな仕事は一つもないということ。

そのときどきで必要とされて自分が一生懸命に取り組めた証が、今回のような縁をつなぐ作品として残っていくと思うのですが、そこへの未練や執着はないんです。今はもうまっさらな気持ちで、今回のエリック監督みたいにわたしとお仕事したいと言ってくださる監督がいたら、それには精一杯答えたい、それだけです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください