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「一条天皇の世界には定子しかいなかった」塩野瑛久が語る、愛し抜いた“高畑充希”定子という存在

女子SPA! / 2024年7月22日 8時44分

あと、一緒にいて定子は中関白家やききょうのことに比重を置いているような気がしたんです。それはそれで大事にしてほしいと思いながら、僕は一方的に想いをのせるような感覚でいました。たぶん、お互いに話をしてしまうと、純愛のほうに引っ張られすぎてしまうとも思っていたので」

そんな定子の死。定子が亡くなったとき、一条天皇は20歳だったと言います。定子の死への思いを尋ねると、塩野さんは「すごく言い表しにくい感情ではあるんですけど……」と熟考。

「平安の時代での、自分の愛した人たちの死に立ち会えないことの苦しさは計り知れないだろうな、と。帝ならとくに、ですよね。帝という立場を呪うじゃないですが、自分がこの檻から出れられないような、閉塞感を感じました。

きっとやり残したことだらけだと思うんです。前半のように雪遊びしたり、かくれんぼしたり、貝合わせしたり……もっとそういった時間を過ごしたかっただろうな、と。後半はもう会いにいくのがやっと、というような状況でしたから。帝で、聡明とは言え、まだ20歳。これから発達してくる考えや理性もあっただろうにと思います」

◆定子と彰子の存在が一条天皇の性格を際立たせる

定子の死後、キーパーソンとなるのが彰子です。塩野さんも、「外せないのは彰子の存在」と言います。

「定子だけではなく、彰子の話も含めて、一条天皇の性格は浮き出てくるな、と思っています。そこまで通して観ていただいて一条天皇の人柄を知っていただければ。すごく切なくて、でも愛おしい気持ちも湧いてくるような物語になっているのでぜひ注目していただきたいです。彰子もとても素敵です」

<取材・文/ふくだりょうこ>

【ふくだりょうこ】
大阪府出身。大学卒業後、ゲームシナリオの執筆を中心にフリーのライターとして活動。たれ耳のうさぎと暮らしている。好きなものはお酒と読書とライブ

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