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熱中症対策のつもりが…水分補給のNG例5:7月に読みたい記事

女子SPA! / 2024年7月23日 8時44分

◆(4)スポーツドリンクを凍らせて飲む

⇒濃度が不均一になるのでNG!

 そもそもペットボトルタイプのスポーツ飲料をそのまま凍らせると、中の液体が膨らんで容器破損の恐れがあるため、要注意。また、うまく凍らせたとしても、飲料全体の濃度が不均一(上部が薄く下部が濃くなる)になってしまうため、溶かしながら飲むと、せっかくの効果が期待できなくなってしまいます。

 大量の氷を入れてキンキンに冷やすのも避けたほうが良いでしょう。温めて飲む分には問題ありません。

◆(5)経口補水液をむやみに飲む

⇒軽~中度の脱水症状に適した飲料。平時には「塩分」に注意!

 嘔吐や下痢などを伴う風邪をひいた際に医療機関から勧められる「経口補水液」。これは、脱水時に不足する電解質を含み、素早く吸収できるよう、糖質(ブドウ糖)が少量配合された飲料のことで、熱中症対策に飲もうとしている人も。

 しかしこの飲料は、健康状態を良くするものではなく、スポーツドリンクなどの飲料に比べて塩分が多く含まれている(1.5g程度/500ml)ことを念頭におくことが重要です。

 脱水状態になりやすい状況や、軽~中度の脱水状態に陥った際には有効ですが、通常時に水代わりとしてガブガブ飲むドリンクではありません。

 もっとも大事なのは、熱中症についての正しい知識と対処法。最近では、わかりやすく整理された情報サイトが充実していますから、要チェックしてみてはいかがでしょうか?

【熱中症対策についての詳しい情報サイト】

(1)環境省

熱中症の正しい知識と予防と対処法(動画アリ)

(2)大塚製薬(株)

熱中症からカラダを守ろう

<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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