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最高気温36℃の日に“まさかの場所”で待ち合わせ。34歳女性が「この人とは無理」と思った真夏のデート

女子SPA! / 2024年8月3日 15時47分

この調子で、男性たちの悪口が止まりません。

◆男性に怒る彼女の“致命的なカン違い”

「暑いのが分かっているのなら、エミさんから『暑いからお店待ち合わせにしませんか?』ってお願いしていいんですよ。お願いというより提案。男性にデートプランを任せるとお店のセレクトは外れることも多いから、女性が主導権を持ってプランを提案したほうが満足度が高いんですよ」

「お願いや提案をするって、思いつきませんでした」

「それができないと、付き合ってからも不満は溜まりますからね。男性に“察すること”を期待しないようにしましょう」

「あ~、察しないことにイライラしていたんだと思います」

と言いつつも、まだ不満が残っている様子のエミさん。

「……でも天気予報とか普通、見ません?」

「先のことを予測して対策できるのはエミさんの長所であって、天気を考慮してデートプランを考える能力が全ての男性に備わっているわけじゃないの。いたとして、それは女慣れしている男性だからそれが“普通”じゃないんです。モテる男性なら、ライバルも手強いですよ」

「そうなんですよね。若い女性もたくさん婚活してますもんね」

「もう交際終了しちゃったみたいだけど、子どもが欲しいか聞いてきた男性と、ハチ公前待ち合わせの男性だったら、どちらが『お願いや提案』を聞いてくれそうでした?」

「ハチ公の男性です。まだ話し合いできそうでした」

「ですよね」

◆デートプランの上手い下手と、結婚後の幸せは無関係

「でも、こっちがお店決めるのはいいとして、全部丸投げするような男性は嫌なんですけど」

「分かりますよ。エミさんが先にお店を提案して、その次に向こうの態度を見ましょう。こちらが先にギブをして、次もやってもらって当たり前って態度の方なら、断っていいんです。男性に『やってくれない』って注文や不満ばかりのクレクレちゃんは卒業しましょう」

エミさんはうなずき、約束してくれました。

デートのお店選びやデートプランの満足度と、結婚生活の幸せは全く関係がありません。

好きになれるか、ときめくかは重要視するのに、一方で、信頼関係が築ける相手なのか、そもそも自分が他人と信頼関係を築ける人間なのかという大事なポイントを、見落としてしまう女性はとても多いです。

わがままを言ってはいけないと思い込んでいるかもしれないけれど、察してくれることを期待する女性より、要望を明確に伝える女性の方が、男性だって付き合いやすいと思います。

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

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