1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. グルメ

イギリス人に「揖保乃糸そうめん」を振る舞ったら“意外な反応”。イギリス旅で感じた和食の進化とは

女子SPA! / 2024年8月10日 8時46分

 これは言葉を失うおいしさでした。この組み合わせは日本に帰っても参考になるアイディア。牛たたきを用意すれば、トリュフオイルやトリュフソルトで簡単に作ることができそうです。

◆③和食専門店のインテリアがおしゃれ

 3つ目は、日本や和食のイメージが進化しているということ。海外から見た日本と言えば、サムライ、城、相撲、富士山などのイメージが強く、タイムスリップしたような気分になりがちです。

 しかしながら最近の人気和食店を見てみると、大きな変化がありました。今回訪れたケンブリッジにある「KIBOU」の店内装飾は、日本らしさを感じながらも洋家具や照明、花などを駆使して新空間を演出。ハイセンスな雰囲気に驚きました。イギリスではすでに“ネオ和食”が広がりつつあります。

◆④手土産でふるまった素麺(そうめん)が大人気に

 イギリスではすでに多くの日本食材が出回っていますが、まだ一般的に浸透していないのが、素麺(そうめん)。

 今回の渡英にあたり、仕事相手や友人への手土産として揖保乃糸を用意してふるまったところ、子どもから大人まで大喜びされたのです。

「日本にはこんなにも繊細なヌードルがあったのか!」「夏の朝ごはんに毎日食べたい。」「インドカレーとも合うな!」などと大絶賛の様子。

 アメリカやカナダでは少しずつ知られるようになりつつありますが、イギリス人には新鮮だったのか、私にとっても大きな発見で、「そうめんは世界に通用する」ということを実感する機会になりました。海外への手土産の候補としてもオススメです。

◆⑤ミニオーブン「NINJA(ニンジャ)」がすごい

 最後に紹介するのは、和食ではないものの、イギリスで出会った和風なネーミングの調理家電。「NINJA(ニンジャ)」というブランドのミニオーブンで、日本ブランドかと思いきや、アメリカの小型キッチン家電ブランドなんだそう。見た目が忍者みたいで愛嬌があります。

 実際に使わせてもらったのですが、シンプルな操作性で、おいしいグリル料理が短時間に作れてしまうことに衝撃を受けました。

 焼き野菜やBBQチキンを食べてみましたが、どれも焼き加減が最高。NINJAは日本にもミキサーが発売されているようですが、オーブンは未上陸。今一番欲しい家電になりました。

 以上、話はまだまだつきませんが、イギリスの中の日本・和食は確実に進歩を遂げていました。ヒトや文化の多様性を強く実感できるイギリス、次の海外旅行先の候補にいかがでしょうか?

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください