1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

渋い居酒屋デートで「僕、ウィンナー」「ワサビ食べて」。“子供舌”男になっちゃった怖い過去

女子SPA! / 2024年8月26日 8時47分

まあ、知らない人もいるだろうし、好き嫌いが分かれる食べ物です。とりあえずチャンジャの説明をして、「一度食べてみたら?おいしいよ」と言ってみました。でも彼は「俺、辛いもの食べられないから」とひと言。もう我慢できなかったので、「じゃあ任せるよ。何が食べたい?」と聞くと、「唐揚げとウインナー」と…。

はい、“子ども舌”確定のお知らせです。私は人の食の好みをあまり気にしません。ですが、彼の場合はちょっと偏食が過ぎるような…。思い切って「お母さん、ご飯作るの大変そうだったでしょ(笑)」と探りを入れてみると、彼から返ってきたのは、「ううん、お母さんが食べさせてくれなかった」という、衝撃的なひと言でした。

◆クセが強い食べ物は、全部ママが排除していた!

そのあと詳しく聞いたのですが、彼は母と姉3人という家族構成らしく、姉は3人とも私より年上でした。つまり、待望の男の子。かわいがられるのもわかります。

お母様は、彼が大学生になるころまで、いわゆる“大人が好きな食べ物”を一切食べさせなかったそうです。ワサビをはじめとした薬味類、納豆などのクセが強いもの、苦いもの、辛いものを、「これはやめておこうね」と、彼の前から排除していたのだとか。

さらに、姉たちは好きなものを食べていましたが、彼に対してはお母様と同じようにしていたそうです。こうして、唐揚げやオムライス、カレー、ハンバーグといった、子どもが好きなものしか食べられない成人男性が爆誕。ちなみに、焼き魚が苦手なのは自分で魚をほぐしたことがないからでした。

正直、「哀れ」だと思いました。救いだったのは、彼自身もその環境が異常だと気づき始めていたこと。「それは“苦手”とか“嫌い”とは違うよ。食べたことないだけじゃない?」と説教めいたことを言ってしまったのですが、「やっぱりそうだよね。チャンジャ、食べてみようかな」と言ってひと口食べていました。結局、口に合わなかったんですが。チャンジャを口に運ぶ彼を見て、なんだかすごく感動したのを覚えています。

◆母に愛されすぎた“末っ子長男”の不幸

好き嫌いは仕方のないことです。でも、もし自分の弟が同じような人間になってしまって、恋愛がうまくいかなかったり、飲み会で上司にドン引かれたりする姿を想像したら…私は母を恨むでしょう。もちろん、そうなる前に止めます。

彼は、その後も一緒にご飯を食べる際に「これ無理」「あれ嫌い」と言い、ちゃんと聞くと「食べたことがないだけ」ということが多々ありました。もう彼の中で成立しちゃってたんですね。“未知の食べ物=嫌い”という方程式が。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください